中国の鉄鋼大手が沿海地方に製鉄所をつくる

2018年12月10日

エリナのささやき

各地で初雪が降った週末。年中に区切りをつけたいこと、来年のために今のうちに考えておきたいこと、そんなことが重なる時期です。ふと思い立って、東京交響楽団の事務局にずっと気になっていたことを問い合わせてみました。「演奏後、指笛を鳴らす人がいると不快になりませんか」と。回答は「当団と致しましては、お客様からのあたたかい反応と受け止めており、演奏者の立場としましても不快の念を抱くようなことはございません」と、じつに明快。スッキリです。さあ、気分はそろそろクリスマス(↓)。▼今日の日本海側のニュースは長崎ハウステンボスから「HTBに中国企業出資へ 訪日客集客で協力」(西日本新聞12月3日)。日本人客が遠のかないか心配。海外ビジネス情報は、ロシア沿海地方に中国企業が製鉄所をつくるという話題。華為問題はどうなるのだろう。

海外ビジネス情報

◇中国の鉄鋼大手が沿海地方に製鉄所をつくる

沿海地方行政府の発表によると、中国のHBIS Tangsteel(河鋼集団唐鋼公司)が、1000億ルーブルを超える規模の事業投資で沿海地方に製鉄所をつくる方針だ。製鉄所は製品を「ズベズダ」造船所に供給する。

沿海地方のコンスタンチン・ボグダネンコ副知事とHBIS Tangsteelの王蘭玉董事長がこの件について協議した。「目下、中国側はロシア極東との連携に前向きだ。HBIS Tangsteelはハバロフスク地方の製鉄所を購入し、沿海地方には新規の製鉄所を建設する方針だ。王氏によれば、投資家側はこの新しい工場に約15億ユーロを投入する構えだ」と沿海地方は発表している。

王董事長は、沿海地方は好適な経済潜在力をもっており、投資家に数々の特典や特恵待遇が提供されていることを指摘。「中ロ両国政府の間でロシア極東の発展・開発が合意され、我々も大手企業として、これらの合意事項の実行に参加するつもりだ。沿海地方の地理的位置とアジア太平洋諸国への近さを踏まえれば、新しい工場の立地にはもっとも適していると言える」と王董事長は述べた。

ボグダネンコ副知事は、造船用鋼板を生産するズベズダ造船所の建設もあり、沿海地方がプロジェクトの始動に前向きだと述べた。王董事長は、中国側はズベズダ造船所との提携を視野に入れており、新工場の環境上の安全性を裏付ける書類をすべて提出するつもりだと明言した。工場の建設地として、ナホトカ、スラビャンカ、その他の港が候補に挙がっている。(RIA通信12月3日)