ハルビンの水稲乾地栽培技術、イランで根づく

2018年12月12日

エリナのささやき

ICTとかARとか言われていますが、私たちぐらいの世代にはその実態がさっぱりつかめなくなっているように思います。ファーウエイをめぐる事件も、いったいどういうものなのか…。取り急ぎ、いまは著作権の再利用にまつわるCC(クリエイティブ・コモンズ)を勉強しなくちゃ。▼今日の海外ビジネス情報は、中国による稲の乾地栽培技術がイランで根付き始めたという話題。翻訳上はそのように表現していますが、実際、どういうものなのか。いわゆる陸稲とは違うもののようなのですが。▼大地の芸術祭も終了間近、もうすぐ借り入れかなと言う頃でしょうか(↓)。

海外ビジネス情報

◇ハルビンの水稲乾地栽培技術、イランで根づく

先頃、中国イランイノベーションセンター、イラン・コルデスターン州農業委員会、ハルビン市農業科学院が三者協定を結び、「乾地栽培水稲」技術が正式にイランに導入されることになった。ハルビン市農業科学技術のイノベーションにおける新しい成果が「一帯一路」の大きな背景のもと、速やかに開花したことを意味する。

ハルビン市農業科学院の門万傑副院長によれば、「昨年、イラン駐広州総領事が農業科学院を視察し、水稲の乾地直播栽培技術に最も関心が寄せられた」という。今年5月、イランはコルデスターン州の農業専門家2名をハルビンに派遣し、哈粳稲2号をイランに持ち帰り、1ムー(6.7アール)の小さな土地で試験的に栽培した。

この種子は2015年前後に研究開発されたもので、水稲の乾地栽培技術も推進されて3年前後たち、どんな種や技術もハルビンで実行可能となった。イランの多くの消費者は米を食べるのが好きで、水稲は小麦に次ぐ第2の戦略的な穀物だが、コルデスターン州の水資源は相対的に少なく、通常の方法で水稲を栽培するのは困難だった。州では水稲の乾地栽培技術を検討してきたが、多くの技術的な難題を突破することができなかった。

乾地栽培のポイントは3つある。それは品種、種まきの段階、除草剤の使用だ。これらはイランにとってもボトルネックだった。哈粳稲2号は良質のウルチで、長粒種で口当たりがよく、イランでの生育は早熟で、二毛作ができる。現在、ハルビン市農業科学院では比較的整備された水稲の乾地栽培管理技術の体系をつくると同時に、安全で効率のよい除草で難題突破を実現し、種まきから収穫まで完全機械化を実現した。この栽培技術は育苗、田植えが必要なく、30~40%の節水となり、コストも低減する。

10月末、この技術がイランで試験的に導入され、順調に成功した。推計によれば、1ムーあたりの生産量は600~700斤(1斤500グラム)前後、イランの水田の生産量は一般に1ムーあたり800~1000斤前後だ。これにより、イラン側ではハルビン市農業科学院に長期的な友好協力関係を結ぶことを望んでいる。

水稲乾地栽培技術協定は一つの始まりに過ぎない。イランの専門家は各種野菜栽培の技術も中国側と交流し、それぞれの特徴を生かして、双方の農業の多元的な発展を促進したいと意気込んでいる。(黒龍江日報12月5日)