ウラジオがロ極東の拠点都市に 大統領令が署名

2018年12月19日

エリナのささやき

今朝は恒例の朝食会。新潟薬科大の大坪研一教授をゲストスピーカーに、コメにまつわる日中交流などを学びました。新潟のコメも今月26日、初めて中国に輸出されます。▼さて、今年の世相を表す漢字は「災」でしたね。豪雨や地震に遭われた方々には申し訳ないような選定ですが、確かに大変な一年でした。コメの作況指数も例年を下回る98でした。エリナちゃんにとっての「災」は、1月の豪雪で雪かきにうんざり、4月来の慢性めまいで今でも校正や人混みにうんざり。さあ、年末ジャンボ。災い転じて福となりますように。▼今日の日本海側のニュースは島根から「段ボール古紙、中国輸出進む 浜田港、米中摩擦で思わぬ需要」(山陰中央新報12月12日)。海外ビジネス情報は、ウラジオストク(↓)がロシア極東の拠点都市になることに大統領が署名したという話題など。

海外ビジネス情報

◇ウラジオがロ極東の拠点都市に 大統領令が署名

ウラジオストクがロシア極東の中心都市になる。極東連邦管区の中心都市をハバロフスクからウラジオストクに移すというオレグ・コジェミャコ沿海地方知事代行の提案に、大統領が同意した。

先ず、RBC社がこのことを報じた。その後、ドミトリー・ペスコフ大統領報道官がメディアに対してこの情報が正しいことを認めた。

中心都市の移転のアイデアは10月にコジェミャコ知事代行が提唱。彼は、東方経済フォーラムがウラジオストクで開催されており、世界の首脳が訪れ、管区の発展を牽引するプロジェクトがまさにここで実施されていることを論拠とした。トルトネフ副首相兼極東連邦管区大統領全権代表は極東開発省と大統領全権代表部に対し、極東の中心都市移転に関する大統領への報告書(F/S、データ、コスト、メリット)を12月までにまとめるよう指示していた。

「大統領は基本的に、コジェミャコ氏の発案に同意した。その結果、現在、この同意は既に指示のかたちで実行されるだろう」とペスコフ報道官は今日、記者団に述べた。大統領府広報室は、極東連邦管区の拠点都市をハバロフスクからウラジオストクに移す大統領令にプーチン大統領が署名したことを伝えた。

大統領令では、連邦管区のリストのしかるべき修正について触れている。これを受けて大統領府は組織・人事面の作業を行うことになった。(ロシースカヤ・ガゼータ12月10日、13日)

 

◇盤錦-大連 トラック・航空一貫輸送が開通

12月7日、大連空港・盤錦貨物ステーションが開業した。今後、大連空港は盤錦貨物ステーションを基地として周辺地域の仕入れ先を開拓し、その効果をさらに錦州、営口、葫蘆島、朝陽などの地域に波及させようとしている。当日、盤錦と大連を結ぶトラックフライト(トラック・航空複合一貫輸送)が正式に開通した。これは瀋陽、丹東に次いで大連空港が省内で開通した3本目のトラックフライトだ。2019年にはこのルートの貨物量は1日5~8トン、年間輸送量は1500~2000トンに達する計画だ。(遼寧日報12月11日)