沿海地方と札幌市を新しい定期便が結ぶ

2019年01月10日

エリナのささやき

北東アジア経済発展国際会議(NICE)と日露エネルギー・環境対話との同時開催(1月29~30日、新潟市朱鷺メッセ)が近づいてきました。毎年、中国や韓国などの旧正月(春節)の時期を避けての日程なので、新年早々から事務局は準備に大わらわです。同じ北東アジアでも、ロシアはユリウス暦によるクリスマス(1月7日)や旧正月(1月14日)までお祝いムードですから、参加希望者のビザ手配やら発表内容の連絡がなかなか取れないのが悩みです。▼今日の海外ビジネス情報は、そのロシアのウラジオストクと札幌に定期便が就航した話題など。元祖・新潟空港も頑張ってほしいなぁ。日本海側の話題は「日本料理巨匠ソウルに結集 福岡・中村調理製菓専門学校が催し」(西日本新聞12月31日)。▼2014年の日露エネルギー・環境対話に参加したロシア人講師がプライベートジェットで新潟空港に着陸して何やら手続き中の様子(↓)。

海外ビジネス情報

◇沿海地方と札幌市を新しい定期便が結ぶ

ウラジオストク国際空港の冬季スケジュールに新しい便が登場した。同空港広報室の発表によると、今後、沿海地方から日本の札幌市に出発することができる。

このルートの便を運航させるのは、ウラル航空だ。これは週2回の定期便(火・金)で、機種はAirbusA320が使用される。163人乗りで、エコノミークラスとビジネスクラスがある。

同空港のアレクサンドル・ボブロフ航空営業部長によれば、これは既に3本目の定期ベースの日本行路線だ。今年1~11月にロシアを訪れた日本人乗降客数は14%増えた。今後は、沿海地方と日本の各都市や東アジア諸国を結ぶ新しい便を確保するために、ルート網と航空会社との提携が拡大されることになっている。(コムソモリスカヤ・プラウダ12月25日)

 

◇ボストーチヌイ港の荷役会社が日本のフォークリフトを導入

Vostocnhaya Stevedoring Company(VSC、Global Port傘下)は、ターミナル投資開発プランに従い、日本のTCM(株)(ユニキャリア株式会社の前商号)のディーゼルフォークリフト8台を購入した。

8台のうち6台は、混載貨物専用倉庫(CFS)で作業をおこなう。積載量1.5トンが3台、2.5トンが3台。荷台の昇降最高位は3メートル。フォークリフトは横移動機能を備え、フォークの手動昇降ができる。これにより、貨物の移動の際の機動性が高まる。

また、手動式フォークを備えた2台のフォークリフト(積載量2.5トン、昇降最高位3メートル)は、運転席にキャビンが付いていて、マイナスの気温の中での屋外作業が可能だ。これらのフォークリフトは、ベルトコンベアーとの作業や岸壁とターミナル内線路でのその他の作業のために、VSCの特殊機械グループと小型機械部に配備された。

さらに、VSCはターミナルの投資発展プログラムを実行しながら、現在、リープヘル社製の新しいコンテナ用ガントリークレーン(吊下荷重50トン)5基の設置を終え、稼働の準備をしている。(VSC社HP 12月25日)