SSJ-100の対イラン輸出をアメリカが阻止

2019年01月18日

エリナのささやき

日立が英国での原発建設計画の凍結を正式に決め、日本が官民で手がける原発輸出計画はすべて頓挫したというニュースが入ってきました。英国ではBREXIT問題で原発建設投資どころではないでしょうし、原発リスクから再生可能エネルギーに向かう潮流はますます大きくなっているのでしょうね。▼今日の海外ビジネス情報は、ロシアの航空機スホーイ・スーパージェットの対イラン輸出をアメリカが阻止した話題など。ロシア製航空機とはいえ、その部品の10%以上はアメリカ製だったのですね。昨年は新潟県村上市にあるギャレーやラバトリーの工場を見学(↓、再掲)、そこにはロシア語サイン付きのラバトリーもあったような…。日本海側のニュースは「ニプロ、秋田港から輸出100億円突破 人工腎臓の需要拡大」(秋田魁新報1月10日)。

海外ビジネス情報

◇SSJ-100の対イラン輸出をアメリカが阻止

米国財務省がスホーイ・スーパージェット100(SSJ-100)をイランに売るための輸出証明書を交付しなかった。輸出される航空機の部品の10%以上がアメリカ製である場合、米国財務省の許可が必要だ。RIA通信がイスラエルのニュースポータルサイト「iHLS」の報道を伝えている。

スホーイ民間航空機社(GSS)は2014年からSSJ-100の対イラン輸出について合意しようとしてきた。主な障害は航空機にアメリカ製の部品が使われていることだ。4月、GSSはイランの航空会社2社と2022年までにSSJ-100を40機供給する意向書を交わした。

GSS広報室によれば、同社はまだ、米国務省からSSJ-100の対イラン輸出に関する回答を得ていないという。輸出代替計画の枠内で、GSSは外国製部品の量を減らす方針だ。それに伴い、運転コストも格段に下がる。GSSではバージョンアップした製品の輸出は、第三国のあらたな手続き上の同意を必要としないだろうと請け合った。(EastRussia 1月9日)

 

◇FESCOがモンゴル経由の中ロ間コンテナ定期輸送を開始

コンテナ運送のFESCO(親会社は(株)極東海運(DVMP))が、中国の義烏市からモンゴル経由でモスクワへ向かう週1回のコンテナ列車の運行を開始した。

FESCOの広報資料によると、輸入貨物を積んだ第1便が2018年12月29日に出発し、1月11日に仕向地に到着するという。全道程は14日で、スエズ運河経由の3分の1だ。ルートは国境回廊のエレンホト-ザミンウド-ナウシキを経由する。貨物輸送のためFESCOのプラットフォームとコンテナが使用されている。

サービスはまず、中国の大衆消費財の配送を目的としている。予定されている毎月の輸送量は400~500TEU。FESCOは将来的に、このルートで冷凍コンテナでの生鮮貨物の配送も始めることにしている。

陸上国際ルートの整備は、特にアジア-欧州間の輸送回廊の整備を目指す中国の提唱する「一帯一路」の一部を成す「シルクロード経済帯」プロジェクトの論理も含め、FESCOのコンテナ輸送量拡大戦略の一つだ。FESCOは中国-ロシア間のコンテナルートでの活動を2016年末に開始し、天津-モスクワ間の列車の運行を開始した。2017年8月初めに中国からモンゴル経由でドイツへの有形サービスが組織された。さらに、現在はクラスノヤルスクからカザフスタンを経由して四川省成都市、陝西省西安市への輸出サービスと、モンゴル経由で成都へ向かう定期列車がある。さらに、中ロ間の貨物輸送は従来、ウラジオストク港経由の複合一貫輸送の枠内で実施されている。

FESCOの中ロ中と中欧中の国際陸上ルートの2018年の貨物輸送量は1万2400TEUで、2017年の同様の数字を3倍上回っている。(インターファクス1月11日)