香港企業がカムチャツカでのリゾート建設を検討

2019年02月18日

エリナのささやき

土曜は柏崎市アルフォーレでのクリスチャン・ツィメルマルのピアノ・リサイタルへ。2017年度のレコード・アカデミー賞器楽曲部門賞を受賞した録音会場での2年ぶりのリサイタル。演目は、ブラームスのピアノソナタ第3番とショパンのスケルツォ第1~4番。目を閉じて聞いていると、ツィメルマンではなくブラームスがそのまま演じているような、そんな曲の真髄が聞こえて来るようでした。▼いつもマイ・ピアノ持参のツメルマンさん。駐車場脇の楽屋口にて(↓)。▼今日の海外ビジネス情報は、カムチャツカのリゾート建設の話題など。6日にあった駐新潟ロシア総領事の講演「ロシアへの観光」でも、カムチャツカへの誘いもありました。19年前に行った時の雄大な自然が忘れられません。

海外ビジネス情報

◇香港企業がカムチャツカでのリゾート建設を検討

香港企業Sun Groupが、カムチャツカの観光インフラに投資するチャンスをうかがっている。近々、香港側の代表団がカムチャツカを訪れる予定だ。この香港企業は、「ゼレノフスキエ・オゼルキ」先行経済発展区に最新式の療養・リゾート複合施設を建設する可能性を調査し、その他のカムチャツカの観光産業のプロジェクトにも参画する可能性について協議するという。

極東投資誘致・輸出支援エージェンシーのビャチェスラフ・ボリソフ局長によれば、Sun Groupは極東連邦管区のプロジェクトを実行した経験があるという。(REGNUM 2月8日)

 

◇沿海地方での温室野菜栽培のパートナーを日本企業が探している

日本のJFEエンジニアリング(株)、丸紅、国際協力銀行(JBIC)が沿海地方での温室群の建設を検討している。目下、日本側はプロジェクトを実行するためにロシア側のパートナーを探している。

沿海地方政府広報室の発表によると、この農業プロジェクトは先行経済発展区(TOR)で実施される。JFEエンジニアリングはこれまでに、沿海地方での温室野菜栽培に係る協力と事業サポートに関する覚書を、日ロ投資プラットフォームと締結している。

このロ日投資プラットフォームは2018年に極東発展基金とJBIC、投資誘致・輸出支援エージェンシーが共同で設立した。その目的は、TORおよびウラジオストク自由港への日本人投資家の呼び込みと、総合的な投資家のサポートだ。同プラットフォームは既に、60件を超える有望なプロジェクトを検討し、日本企業とは8件の提携協定を結んでいる。(EastRussia 2月8日)