韓国人投資家がロシア極東に工場をつくる
2019年02月21日
エリナのささやき
今朝の朝日新聞は「『ゴーン追放』日産の戦略 パリの弁護士集団、指南役に」の見出しで、ルノーによる日産の経営への介入、その防波堤のはずだったゴーン氏の変化、そしてゴーン氏追放の筋書きへ、という裏事情が赤裸々に描いていました。テレビや映画で見るような企業戦争の内幕です。▼今日の海外ビジネス情報は、ロシア極東への韓国からのいくつかの投資の話題。その裏にどんなドラマがあるのでしょうか。▼ウラジオストク港を見下ろすレストラン。こんな風景を眺めながらも、何かと商談が交わされるのかな。
海外ビジネス情報
◇韓国人投資家がロシア極東に工場をつくる
「韓国投資家の日」にユーリー・トルトネフ副首相兼極東連邦管区大統領全権代表は韓国企業関係者と複数の面談を行った。トルトネフ副首相には、造船、農業、製造業の分野のプロジェクトが提示された。
例えば、HK社は沿海地方ハサン地区の既存の「スラビャンカ船舶修理工場」をベースに、中小規模船舶の製造を興そうとしている。また、LCネットワークス社は沿海地方の「ナデジディンスカヤ」先行経済発展区(TOR)でアグリバイオエコノミークラスターの形成を考えている。大統領全権代表部広報室によれば、このプロジェクトにはでんぷん工場、バイオ工場、トウモロコシ貯蔵用サイロ群の建設が含まれている。これらの企業は最大で年間30万トンのハイテク国産飼料を製造する。
KCCコーポレーションは、ロシア極東にガラス工場をつくりたいと考えている。同社の社長によれば、第1段階では年間80万トンの板ガラスの製造が計画されている。第2段階では、ロックウールとガラスファイバーの製造が始まることになる。さらにもう1社、LHコーポレーションは極東連邦管区で工業団地の造成を計画している。(EastRussia 2月13日)