新空港の早期開業に向けて閣僚が現地で作業
2019年02月27日
エリナのささやき
アカデミー賞が発表されましたね。作品賞は、日本では来週末から公開される『グリーンブック』。グリーンブックとは、人種差別時代の黒人ドライバーのために書かれた旅行ガイドブック。黒人が泊まれる宿とかが紹介されていたらしい。映画はコメディと紹介されているけれど、予告編を見ると、黒人ピアニストと、その運転手として雇われたイタリア野郎のヒューマンストーリーの予感。このイタリア野郎が、かつで『ロード・オブ・ザ・リング』で颯爽と長髪をなびかせていたヴィゴ・モーテンセン。やはり大化けです。▼明日、明後日、このコーナーをお休みさせていただくため、今週の海外ビジネス情報は1日2~3本ペースで。きょうはウランバートルとハバロフスクの空港にまつわる話題。モンゴルへもロシア極東へも“Bon voyage !”
海外ビジネス情報
◇新空港の早期開業に向けて閣僚が現地で作業
ウランバートル新国際空港の早期開業というフレルスフ首相の命令にしたがい、閣僚が現地で活動した。この決定を受けて、オユン・エルデネ内閣官房長官兼大臣、エンフ・アムガラン道路・運輸開発大臣、バータルビレグ教育・科学・スポーツ大臣が2月16~17日にフシグトを訪れ、作業進捗状況を視察し、民間航空庁と合同で空港竣工の正確なスケジュールの決定について会合を開いた。(MONTSAME 2月20日)
◇ハバロフスク空港に新国際ターミナル
ハバロフスク国際空港(ハバロフスク・ノーヴィ空港)を管理運営するKomaks社は、空港の新国際ターミナルの建設を計画していると、同社のドミトリー・クジミン情報PR部長が21日発表した。
「国際ターミナルの設計入札に向けて準備中だ。費用はプロジェクト次第になるだろう」とクジミン部長は述べ、資金の借り入れが視野に入っていることを指摘した。会社側に確認したところ、既存の国際ターミナルの今後の活用に関する判断はまだ出ていない。「既存のターミナルは必要に応じて、例えば予備的にハバロフスク空港を利用する航空機向けに、目的に応じて新ターミナルと並行して使用されることになるだろう」という話だった。
ハバロフスク国際空港は極東連邦管区最大の空港で、年間の乗降客数は約200万人。この空港の総合開発プログラムが、「ハバロフスク」先行経済発展区制度の枠内で、官民パートナーシップの条件で実行中だ。このプログラムは、同空港をベースにしたロシア極東のハブ空港の創設と、隣接地域の開発を目的としている。
目下、空港では新しい国内線ターミナル(事業費約50億ルーブル)が建設中で、滑走路の改修工事(82億ルーブル)、ターミナルのインフラ整備(50億ルーブル)、ホテル・ビジネス複合施設、展示複合施設が入ったAirCity(投資総額40億ルーブル)の開発も予定されている。(タス通信2月21日)