ALROSAが国と折半で鉱山所在地に新空港を建設する

2019年03月12日

エリナのささやき

昨夜は駐新潟韓国総領事に招かれて、代表理事らと夕食会に臨みました。鄭美愛(ジョン・ミエ)総領事は梨花女子大学校出身の国際政治学者でもあって、韓国の人と飲み合う宴会、というこれまでのイメージとは異なる柔らかで濃厚な時間を過ごしました。▼今日の海外ビジネス情報は、ロシアのダイヤモンド生産大手ALROSAの話題。2月末からパリを訪れた時は、ちょうど「2019秋冬パリコレクション」の開催時期。おしゃれな人をいつもより多く見かけた気がします。一度は招かれてみたいパリコレですが、エリナちゃんが行った先は、ちょうどパリコレのショーが終わった翌日ばかり。ロダン美術館の中庭でも、ロワイヤル広場でも(↓)、舞台の解体をしていました。

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◇ALROSAが国と折半で鉱山所在地に新空港を建設する

ロシア連邦とダイヤモンド生産大手のALROSAは、同社のダイヤモンド鉱山が集中するヤクーチアのミールヌイ市の新空港の建設に、それぞれ104億ルーブルずつを投入する。さらに10億ルーブルをORVD公社(ロシア連邦航空交通組織公社)が出す。古い空港は工事が終わるまで使われ、その後、閉鎖されるとみられる。専門家は、新空港の乗降客が年間50万人を超えることはなく、1時間当たり300人という乗降客取扱能力の設定は、多すぎると考えている。

ALROSAの投資金額の大部分(81億ルーブル)は空港のインフラ(乗降客取扱能力330人/時の空港ターミナルビル、容量1500トンの給油設備、貨物ターミナル、遭難救助ステーションほか)に使われる。

政府からの投資は、連邦予算と基幹インフラ整備総合計画から全額拠出されることになっていると財務省側は説明した。ALROSAでは、担当する作業への出資を第4四半期に始めることにしており、連邦の投資は2020年第1四半期に予定されている。

新空港は既存の空港の北東へ3キロの地点に立地する。ICAOのカテゴリー2に相当する2860メートルの滑走路、18機が入るエプロン、タクシーウェイの建設が予定されている。滑走路はボーイング737-800、Il-76クラスの飛行機、国産新型航空機の受け入れを想定している。

2018年の1~9月に空港の乗降客数は3%拡大し、25万9600人になった。高等経済学院交通経済・交通政策研究所のクラマレンコ研究員の試算によれば、この年間の数字は35万~40万になる。同時に、本紙が話を聞いた空港事業者や専門家によれば、新空港建設が経済的に正当性を持つのは、実際あるいは見込まれる乗降客数が100万人の場合だという。

クラマレンコ上席研究員は、ミールヌイ空港の主要な任務はダイヤモンド採掘の確保と住民向け食料品の搬入であり、それは交通拠点の貨物輸送量を大幅に増やすことにつながる。クラマレンコ研究員によれば、1時間当たり300人という新空港ターミナルビルの乗降客数の設定は多すぎるという。「現地当局はミールヌイの人口を増やすことに関心がない。労働集約型産業は撤退しつつあり、地元予算では社会保障費がかさんでいる。空港の乗降客数が年間50万人を超えることはありえない」とクラマレンコ研究員は話している。(コメルサント・デイリー3月4日)