「シベリアの力」がアムール川を越えた

2019年04月09日

エリナのささやき

4月19日(金)に開くERINA賛助会セミナー「ロシアの石油・天然ガス資源と日本-その歩みと展望」の講師・本村さんは、旧石油開発公団時代から、現在の石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)を先月退職されるまで、ずっとロシアの地下資源開発と向き合ってこられました。ロシアのエネルギーについては生き字引のような方から、当日はどんなお話がお聞きできるでしょうか。皆さんもぜひどうぞ。▼ということで、今日の海外ビジネス情報は、ロシアのガスパイプライン「シベリアの力」が中国へと向かう、アムール川の川底区間が完成したというニュースなど。▼ユリ科の花はピンと反り返った様子が貴婦人のようですね。カタクリの花もまだ少し残っていました。

海外ビジネス情報

◇「シベリアの力」がアムール川を越えた

ロシアと中国がガスパイプライン「シベリアの力」のアムール川の川底を通る区間を完成させた。工事は両国家のチェックをパスした。

新華社の報道によると、中ロ国境の黒河でのセレモニーの際、事業遂行品質評価の結果報告書に双方が署名したという。水中部分の工事は2016年9月に着工し、スケジュール通り終了した。同時に、工事関係者は厳寒、複雑な地質条件、ロシアと中国の工事規格の違いを克服した。

契約に従い、ロシア側は中国に年間380億立方メートルの天然ガスを供給する。「シベリアの力」による輸出は今年12月に始まる(EastRussia 3月29日)

 

◇ウラジオ市議会 現市長代行を新市長に選出

ウラジオストク市議会は、2018年12月より市長代行を務めていたオレグ・グメニュク市長代行を市長に選出した。彼はオレグ・コジェミャコ知事の応援のもと、任命を勝ち取った知事のチームの一員だ。グメニュク氏の3人の前任者たちは、これまでの知事たちと接点を見つけられず、辞任を余儀なくされるか、刑事事件で追及を受けることになった。

ウラジオストク市長のポストは、ビターリ・ベルケエンコ氏が辞任した10月以降、空席のままだった。ベルケエンコ氏はオレグ・コジェミャコ知事代行の任命直後に職を辞し、彼の辞任の理由について沿海地方の政界では、新知事のチームに入れないと分かったからだと言われていた。コジェミャコ氏は自らの選挙キャンペーン(2018年12月に沿海地方知事に選出)で、市町村長の一般選挙の復活の必要性を説き、関連する法案まで沿海地方議会に提出したにもかかわらず、それはまだ第一読会しか通過していない。ウラジオストクの新市長は現行法に則って選出された。

51名がコンクール委員会に書類を提出し、オレグ・グメニュク市長代行、キリル・グリゴリエフ市議会議員、アレクサンドル・ユルタエフ氏(元市議)の3人が決選投票に進んだ。出席28議員中、23人がグメニュク市長代行に賛成し、共産党系議員5名が反対した。35議員中21議員が与党「統一ロシア」系だったため、出来レースだった。「統一ロシア」最高会議理事会は、グメニュク氏の立候補を応援するという地方党大会の決議を支持していた。(コメルサント・デイリー3月29日)