ウラジオでモンゴル通商代表部の開設準備が進む

2019年04月18日

エリナのささやき

昨日は恒例の朝食会があり、新潟県、新潟市、ERINAの国際関係の今年度事業計画の説明がありました。ERINAについてはこちらのサイトをご覧いただくとして、新潟県も新潟市も新知事、新市長の下での初年度。組織変更や職務担当の変更などもあって、なんとなく“具体的にはこれから”、“こんな感じになると思います”的な感じで、ちょっと不安だけれど、新しいキャンバスにいい絵を描いてほしい、という期待も。▼今日の日本海側のニュースは鳥取から「境港-釜山-上海 新航路、コンテナ貨物増に期待」(山陰中央新報4月12日)。海外ビジネス情報は、ウラジオストクにモンゴル通商代表部ができるという話題など。▼新潟富士の麓、今年もまた、すみれの花が咲きました。

海外ビジネス情報

◇ウラジオでモンゴル通商代表部の開設準備が進む

モンゴルが2019年に沿海地方に通商代表部を開設し、この地域と貿易取引を拡大する方針であることを、沿海地方政府広報室が9日、伝えている。

「我々は既に、組織上の問題を徹底的に検討し終え、物件を探している。通商代表部の開設とともに、モンゴル企業が自社製品を紹介し、新しい販売市場を開拓し、沿海地方の生産者の製品を積極的に買い始めるだろうと期待している。これは、両国、両地域の貿易の拡大の起爆剤になる」とモンゴルのダムディン・チャドラーバル総領事は沿海地方のコンスタンチン・ボグダネンコ副知事代行との会談で述べた。

昨年、沿海地方製品のモンゴルへの輸出高は550万ドル、モンゴル製品の輸入高はわずか3000ドルだった。

チャドラーバル総領事によれば、現在、鉄道、あるいは海路による沿海地方経由の貨物輸送の可能性が積極的に検討されている。それが、ロシアの中央連邦管区のみならず、アジア太平洋諸国への道をモンゴル製品に開くものと期待されている。(インターファクス4月9日)

 

◇元ウラジオ市長に実刑判決

モスクワのトベルスキー裁判所は9日、イーゴリ・プシュカリョフ元ウラジオストク市長を汚職容疑で有罪とし、懲役15年の実刑と罰金5億ルーブルを言い渡した。

弁護団は控訴する方針だ。さらに、裁判所は元市長の兄弟のアンドレイ・プシュカリョフを執行猶予付きの有罪、罰金5億ルーブルを課し、実業家のアンドレイ・ルシニコフは懲役10年と罰金5億ルーブルの判決を受けた。(タス通信4月9日)