2035年までのロシア北極圏開発戦略が年内にもまとめられる

2019年04月19日

エリナのささやき

入管法の改正で、たとえば日本語教室とか医療通訳とか、地域の国際化や共生社会の対応がますます大切になってきます。先ごろ九州経済連合会と包括連携協定を結んだ立命館アジア太平洋大学には、留学生がなんと約3000人もいるとか。▼新潟県内にはその半分強の留学生がいます。ERINAでは、その留学生たちの就職相談会「国際人材フェア・にいがた2020」(6月8日、朱鷺メッセ)を前に、企業の出展募集や留学生への案内を始めました。今年もたくさんの桜が咲きますように。▼今日の海外ビジネス情報は、ロシアの北極圏開発戦略が年内にまとめられるという話題。▼北極圏は日ごとに陽が長くなっているのでしょうね。新潟では昼間から、かすかに月見桜。

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◇2035年までのロシア北極圏開発戦略が年内にもまとめられる

連邦政府は今年、2035年までのロシア北極圏開発の新しいコンセプトを起案し、承認することにしている。この戦略は国家プロジェクトと国家プログラムの事業、企業の投資計画、北極圏の市町村の発展プログラムを一つにまとめたものになる。国際北極圏フォーラムの総会でプーチン大統領がこのように述べた。

大統領によれば、この活動方針となるのが、北極圏の住民の生活の質的向上、北方少数民族の問題だ。戦略では特に、交通の整備が重視される。中心的プロジェクトになるのが北極鉄道(The Northern Latitudinal Railway)だ。この鉄道は、北極ウラルとヤマル、将来的にはクラスノヤルスク地方北部の効率的な天然資源開発を可能にする。

北極海航路などの国際輸送回廊の整備も継続される。プーチン大統領の発言によると、北極海航路は中断なく通年で営業し、貨物輸送量は2025年までに8000万トンに達するはずだ。大統領は、輸送回廊の整備に資するハブ港をムルマンスクとペトロパブロフスク・カムチャツキーに建設するために、国外のパートナー、投資家らに参加を呼びかけた。(EastRussia 4月10日)