富豪の系列企業がウラジオの旧ハイアットホテルを購入

2019年04月23日

エリナのささやき

高齢者の運転に限らず、近頃は運転技術やマナーの低下がひどいと思いませんか。交通違反がまかり通っているし(一方通行の逆行、歩道での駐車、金魚のフン的な黄~赤信号無視…)、右・左折でのふくらみ過ぎ、カーブでの車線はみだし、複数車線をまたぐ右折等々。これじゃ、パリの方が安全かも。▼10年前、高い目線(アラブ世界研究所)から見ることができたノートルダム大聖堂の焼失部分。▼今日の海外ビジネス情報は、ウラジオストクで長く建設中だった2つのホテルの売却先が決まった話題など。ウラジオストクでの運転も怖くて出来そうもありません。

海外ビジネス情報

◇富豪の系列企業がウラジオの旧ハイアットホテルを購入

沿海地方政府は、2012年APEC首脳会議のためにウラジオストクで建設中だった2つのホテルの売却に、3回目のトライで成功した。施設を買ったのは、「ベーシックエレメント」のオーナー、オレグ・デリパスカ氏の関連企業だ。買手はブルヌイ岬と金角湾岸のホテルに37億ルーブルを支払うことになる。

競売実施者のロシア・オークションハウスの発表によると、ウラジオストク市内の2つのホテルの買手はパークホテル「ブルドゥグズ」社だ。一つはブルヌイ岬に完成したホテル(約7万8000平方メートル)、もう一つは6割完成の金角湾岸のホテル(6100平方メートル、敷地面積1.5ヘクタール)だ。その発表によると、買手は一つ目の施設に21億ルーブル、もう一つの施設に16億ルーブル支払う。つまり、買手は両施設を旧価格で手に入れたことになる。ホテルの所有者は沿海地方政府傘下の(株)我が家沿海地方だ。ロシア・オークションハウスの話では、もう1社からも競売の申し込みがあったが、手付金を払わなかったため競売に参加を許可されなかったという。

2つのホテルは2012年APEC首脳会議のために建設され、アメリカのハイアットが経営することになっていた。

これまでに地元メディアは、2つのホテルの合計の建設費として約185億ルーブルが拠出されたと報じてきた。このうち、100億ルーブル余りが沿海地方の公的資金だ。2017年3月には沿海地方会計検査院が(株)我が家沿海地方の活動に財務違反を見つけ、同社への公的資金の投入の中断を勧告した。沿海地方政府は施設の売却を2回(2017年と2018年)試みたが、失敗に終わっている。(コメルサント・デイリー4月15日)

 

◇日本企業が皮革加工の技術を提供

モンゴル国内の皮革工場の発展を目的とし、「モン・イレエドゥイ」、「モンゴル・シェブロ」と日本の山口産業(株)が4月18日、天然皮革生産加工技術導入覚書に署名した。

国際協力機構(JICA)の推進する「草の根」技術協力プログラムの枠内で、山口産業は今年2月から皮革業界での採鉱技術の導入とモンゴルの皮革製品ブランド開発に関する基礎調査を行っている。

この技術の導入により、国際規格に応じた皮の処理ができるようになり、国内の工場が国際流行に合う製品製造のための複雑な仕上げをした素材を提供できるようになる。(MONTSAME 4月15日)