瀋陽で東北地域初の5Gネットワークマルチメディア電話が開通
2019年04月24日
エリナのささやき
おそらく今頃、金正恩氏は25日開かれるプーチン大統領との初の首脳会談のため、ウラジオストクに向けて特別列車で移動していることでしょう。2000年の初夏、エリナちゃんは当時の金森ERINA理事長らとともに、その鉄道沿いの道をバスで走り抜けました。その頃、列車はいつ来るか分からない状態だったと思いますし、停電もよくあることでした。会談の会場はルースキー島の極東連邦大学。この島も当時とは全く様相が変わっています。朝鮮半島を巡る情勢も良い方向にいきますように。▼今日の海外ビジネス情報は、瀋陽で5G(第5世代移動通信システム)が進捗している話題です。▼2000年の晩冬、図們江を中国側から見ると、1隻の船が氷に閉じ込められていました。中国か北朝鮮か、どちらの国の船やら。
海外ビジネス情報
◇瀋陽で東北地域初の5Gネットワークマルチメディア電話が開通
4月15日、崔楓林副省長が省工信(工業・情報化)庁の5G展示区で、東北地域で初となる5Gネットワークマルチメディア電話の開通を発表した。遼寧移動は瀋陽で5Gコアネットワーク、業務システム、5Gスマートフォン端末間の開通を実現し、このことは「5Gアプリケーション示範区建設」「スマート工場5G基地局開通」「5G+4Kハイビジョン中継」など一連の出来事に続き、遼寧省の5G実用化に向け、さらに重要な一歩を踏み出したことを意味している。
遼寧移動は「ネットワーク強国」の戦略を積極的に実施し、「一帯五基地」の建設と「五大地域発展戦略」の実施を支援し、5Gが遼寧の大規模パケット網およびアプリケーションの模範となるように推進し、「4Gが生活を変え、5Gが社会を変える」に従い、5G+計画を実施して、5G・人工知能・ビッグデータなどの現代情報技術と製造業の融合を進め、地方経済のモデルチェンジによる発展を後押ししている。
これまでに遼寧省ですでに建設された5G基地局は、瀋陽宝馬(BMW)工場区、瀋陽工作機械工場区、新松ロボット、瀋陽国際ソフト園など5G適用地域をカバーしており、瀋陽テレビ局、大連空港、大連駅など一部の注目される地域や、省内のその他12の地級市で5G基地局をいち早く開通した。年末までに、瀋陽と大連の一部の都市部で5Gネットワークが次々に結ばれ、その他12の地級市の中心部のモデル地域の5Gネットワークも実現する。垂直統合型産業分野では、「5G+工業」「5G+医療」「5G+エネルギー」「5G+教育」「5G+交通」などで適用場面が模索され、5Gのスマート巡回検査ロボットなど成果が上がった。(遼寧日報4月16日)