ルースキー島と結ぶ新しい橋梁ができる
2019年05月14日
エリナのささやき
G20に限らず、5月から6月は国際会議が世界各地で数多く開かれる時期。国内でもセミナーやイベントが盛りだくさんですね。ERINAでも今日はビジネスセミナーが、6月8日には留学生のための就職相談会「国際人材フェア・にいがた2020」が開かれます。各大学に配布するポスター掲示のための出展企業募集は締め切りましたが、まだ会場には余裕があるので、今週末まで企業募集を続けています。参加する留学生のため、ホームページでは随時、新たな出展企業情報を更新しています。▼今日の日本海側のニュースも国際イベントの話題「サンクト市のフェス参加 日ロ交流、酒田も一役」(山形新聞5月9日)。海外ビジネス情報は、ウラジオストクとルースキー島を結ぶ新しい橋の話題。▼ルースキー島(右手前)と目と鼻の先のエレーナ島(左)、その向こうに見えるのが、海峡を隔てたエゲルシェリド半島(ウラジオストク市南部)、2007年の古い写真ですが…。
海外ビジネス情報
◇ルースキー島と結ぶ新しい橋梁ができる
ウラジオストクのエレーナ島経由でルースキー島と結ぶ橋梁の建設準備作業が近く、始まる。プロジェクトの費用は主に、連邦が負担する。
沿海地方のオレグ・コジェミャコ知事によれば、トラックの数が1.5倍になれば、ウラジオストクの中心部では交通が完全にマヒするだろう。新しい橋ができれば、ウラジオストク環状道路を完全に遮断して、通過する交通量を新たに振り分け、都市の交通量を軽減することができる。エゲルシェリド半島に海港があり、そのため半島は常に「立入禁止区域」だ。新しい橋ができれば、迂回して郊外に出る、あるいはいま市の中心部経由で配送されている貨物を迂回して輸送することができるようになる。
プーチン大統領は先のウラジオストク訪問の際、ルースキー島と結ぶ新しい橋の建設構想に賛同した。大統領はさらに、ネクラソフスキー陸橋(ザリ側)の改修工事も承認した。これも、ウラジオストク市の交通事情をかなり改善するはずだ。(EastRussia 4月29日)
◇モンゴル大統領が中国・曹妃甸(テン)港を視察
中国を訪問中のモンゴルのバトトルガ大統領は26日、曹妃甸港を視察し、河北省幹部と会談するために唐山市を訪れた。唐山市に到着した際、中国共産党委員会書記を団長とする河北省公式代表団がバトトルガ大統領を出迎えた。
「現在、モンゴルの企業22社が我が省と提携しており、今年はモンゴル企業2社が8400万ドルを投資した。両国の関係と経済協力の拡大の始まりが見受けられる」と中国側は指摘した。
バトトルガ大統領は経済関係の拡大強化のための幅広いチャンスの存在を強調し、今回の唐山市訪問は、曹妃甸港の視察と今後の協力の拡大発展と直接結びついていると述べた。バトトルガ大統領はさらに、曹妃甸港経由でのモンゴル産石炭の輸出に前向きな姿勢を示し、5月にはテスト輸送が予定されていることを伝えた。(MOTMSAME 4月29日)