ロスネフチが沿海地方の大型石化プロジェクトを断念

2019年05月23日

エリナのささやき

先週末、村上市に墓参りに行くと、「春の庭 百景まつり」をやっていました(~5/31まで)。屏風まつり、お人形様めぐり、竹灯籠まつりなど、村上はいろいろ頑張っていますね。▼村上へは高速道路もありますが、たいてい国道113号線から345号線を通ります。無料できれいな日本海を見ながらのドライブの方が断然いいですからね。写真は岩船沖油ガス田。新潟県では洋上風力の可能性も検討中とか。ここにウィンドファームが出現すると、どんな景色になるでしょう。▼今日の海外ビジネス情報は、ロスネフチが沿海地方での石化プロジェクトを断念(投資計画から削除)した話題です。

海外ビジネス情報

◇ロスネフチが沿海地方の大型石化プロジェクトを断念

ロスネフチがロシア極東の石油化学コンビナートプロジェクトを断念した。大規模な税率変更と燃料価格の凍結という条件下で、沿海地方での東部石油化学会社(VNHK)の建設の採算が取れなくなった。

ロスネフチのパーベル・フョードロフ第一副社長によれば、費用約1兆ルーブルの同プロジェクトは、一連の製油所設備更新プロジェクトと同様に会社の投資計画から削除された。ロスネフチのミハイル・レオンチエフ広報部長はRBC通信に対し、VNHKの断念の決定はやむを得ない、当局の税制のあおりを受けたものだと話した。

このコンビナートは業界最大規模のものになるはずだったが、その数値は何度か変更された。最後にロスネフチが計画したのは2段階、つまり2026年までに石油化学プラント、2029年までに製油所を建設するというものだった。年間の原油の処理量は1200万トン、燃料生産量はガソリン180万トン、ディーゼル燃料630万トン、石化製品の年間生産量は450万トンになるはずだった。(EastRussia 5月14日)