ロ中国境横断ロープウェイの着工は今年下半期か

2019年06月03日

エリナのささやき

6月。新潟は相変わらず暑いです。雨が降るべき時は、ちゃんと適度に降ってほしいですね。▼さて、今日の海外ビジネス情報は、中ロ国境の黒龍江(アムール川)を横断するロープウェイの着工が少し遅れている話題など。ロープウェイはたいてい山を上ったり下ったりするものですが(↓)、国境の大河の景色はどんな風かなぁ。▼もう一つの話題はロシア沿海地方産のコメをアフリカへ輸出する計画中とか。隣の黒龍江省の協力があるのでしょうか。▼今日の日本海側のニュースは山陰から「訪日客誘致で連携確認 両県知事初顔合わせ」(山陰中央新報5月29日)。

海外ビジネス情報

◇ロ中国境横断ロープウェイの着工は今年下半期か

ロシアのブラゴベシチェンスクと中国の黒河を結ぶロープウェイの建設の投資家たちは、今年下半期に着工する方針だ。

在ハバロフスク中国総領事館代表団との儀礼的な会合で、アムール州政府のタチヤナ・ポロバイキナ副首相は、新たな投資家たちがしっかりと働いて、年内に工事を始めるはずだと述べた。アムール州政府広報室によれば、ロープウェイプロジェクトは「アムールエキスポフォーラム2019」(5月24~26日)に出品されている。

世界初の国境横断ロープウェイは旅客用で、工事には約7億9900万元が投入される予定だった。当初、その稼働開始は2018年第1四半期に予定されていて、ロシア側の工事は昨年始まるはずだった。昨年末にロシア側でプロジェクトの投資家が交代。新しい投資家はレギオン社で、同社は今年4月に着工を予定していた。(EastRussia 5月24日)

 

◇アフリカに沿海地方産コメの輸出を計画

MKRキャピタル社は沿海地方でコメ、ダイズ、菜種を栽培、加工しており、ナミビア共和国および南部アフリカ開発共同体諸国への製品の輸出を計画している。

プロジェクトは年間約10トンの穀物の輸出を見込んでおり、それは両国間の貿易取引の大幅な拡大を確実なものにする。極東・北極開発省広報室の発表によれば、MRKキャピタル社はナミビア共和国のウォルビスベイ自由経済特区に容器工場をつくることにしており、ナミビアのカプタウ・パッケージング社の容器を使うために同社とのシナジー(連携、共同運営)の可能性も視野に入れている。

もう一社、ナミビアのWalvis Bay Corridor Group社は、アフリカへのコメの輸出のプロジェクトの推進と物流問題を処理するために、ロシア極東の企業のマッチングを組織する方針だ。(EastRussia 5月23日)