遼寧省-中・東欧諸国輸出入額 この4カ月間で前年同期比28%増
2019年07月08日
エリナのささやき
この週末、新潟市は信濃川「やすらぎ提」あたりでビールを飲みたくなるぐらい好天にめぐまれたのですが、エリナちゃんは相変わらずこのところの不調が続いて、一体どういうことでしょう…。▼今日の海外ビジネス情報は、遼寧省と中・東欧諸国との貿易が好調に推移している話題。これも「一帯一路」路線の現れなのでしょう。▼中・東欧と西欧を結ぶオーストリアのウィーン。街の道行く人々も多様な感じです。(幸い中国人観光客のいない)ビアガーデンは、ウィーンな感じで、いとをかし。
海外ビジネス情報
◇遼寧省-中・東欧諸国輸出入額 この4カ月間で前年同期比28%増
先頃、第5回中国-中・東欧諸国地方省州トップ連合会ワーキンググループ会議が大連で開催された。「16+1」(16中・東欧諸国+中国)経済貿易示範区創設業務におけるプラットフォーム構築分野での重要な進展といえる。遼寧は中・東欧諸国との優位性、産業、ビジョンの結びつきを強めており、協力の歩みはますます進み、根をおろしている。
「遼寧は中・東欧諸国と経済貿易協力を行っていく良好な基礎と独特の優位性がある。現在、連携プラットフォームの建設、業務メカニズムの構築、受け皿の中心となる都市の建設、計画の指導を強化するなどの面で実質的な進展が得られており、「16+1」の経済貿易協力を推進するための確固とした基礎を打ち立てている」と省商務庁の関係者は語る。
連携プラットフォームの構築では、昨年から狙いを定めて「中・東欧国家代表団の遼寧訪問」を実施し、「中国遼寧-中・東欧国家経済貿易協力プロモーション」など大きなイベントを開催すると同時に、ルーマニア、ブルガリア、ボスニア・ヘルツェゴビナへの企業訪問を組織し、経済貿易商談会のイベントを開催して、企業のために中・東欧諸国の資源のプラットフォームを構築している。
受け皿の中心都市の建設では、瀋陽・大連・営口の3市が積極的に参加しており、中・東欧諸国との貿易や双方向の投資環境を整理し、具体的に請け負うプラットフォームと業務推進プランを計画している。瀋陽市は「中国国際設備製造業博覧会」で中・東欧の製造業展示区の設立と中国遼寧(瀋陽)-中・東欧経済協力フォーラムを開催する予定だ。大連市ではチェコ大連天呈工業団地プロジェクトを積極的に進め、中・東欧との中欧班列の物流ルートの建設を継続して進めている。営口市ではルーマニア遼寧工業団地と中欧列車のターミナル建設を積極的に推進している。
計画の指導面では、4月30日、遼寧の「16+1」経済貿易協力示範区の全体プランが正式に公布された。遼寧省は総合的に優位な条件を発揮して、模範として一連の大きな任務を引き受けており、地方が「16+1」の協力に参与する事例となるよう、「一帯一路」建設で「遼寧の貢献」を創出している。
商務庁の関係者によれば、計画が始まって1年余り、経済貿易協力レベルの向上は効果を発揮し、今年前半の4カ月間で、遼寧省から中・東欧の16カ国への輸出入額は63.2億元で前年同期比28%増、重点的な協力プロジェクトの進展も順調だ。
さらに、「16+1」から「17+1」に拡大している現在、新しい時代の遼寧の「17+1」経済貿易協力示範区を構築していく予定だ。(遼寧日報6月27日)