アムール川横断ロープウェイが着工

2019年07月26日

エリナのささやき

新潟市を訪問予定だった韓国の蔚山(ウルサン)と清州(チョンジュ)から、青年交流団の派遣を中止するという知らせが入りました。ただ、今日と明日に予定している蔚山市の小学生を新潟市に招いての少年サッカー親善試合は予定通り行うとか(「韓国2都市の交流団、新潟訪問中止」新潟日報7月26日)。竹島(独島)の時もそうでしたが、日韓関係は国同士の段階で止めておいてほしいものです。▼一方、鳥取からは「日韓ロ貨客船継続へ需要拡大策 鳥取で緊急会議」(山陰中央新報7月18日)。DBSフェリーの経営陣が変わって、ことらも予断を許さないようです。▼海外ビジネス情報は、中ロ国境アムール川の横断ロープウェイが着工した話題。道路橋とともに、完成が待たれます。▼ロープウェイで久しぶりに思い出したジップライン。真っ逆さまの楽しいこと!

海外ビジネス情報

◇アムール川横断ロープウェイが着工

ロシアと中国の当局が、ブラゴベシチェンスク(ロシア)-黒河(中国)間国際ロープウェイ第1号を着工させた。アムール川の両岸の国際ターミナルの基礎にコンクリートを流し込む作業が始まったことを、インターファクス通信の記者が現地から報じている。

着工式はアムール川の中央のバージの上で行われた。そこでは、着工を象徴するスタートボタンが押された後、ロシア側と中国側の建設業者がコンクリートを同時に流し込む様子がテレビ中継された。

企業グループ「レギオン」(投資者)の系列企業、プロジェクトイニシアチブエージェンシーのワレリー・レプコフ社長はインターファクスに対し、このプロジェクトはこれまで同社が取り組んできたものとは全く違う、と語った。

「ターミナルを設計したのはオランダのUNStudio社で、ロープウェイ本体については、フランスのPomaと提携している。ナショナル・ロープウェイ社が彼らのソリューションに対応する。技術的には単純なプロジェクトで、川を渡るロープウェイは存在する。ここの特徴は、それが国境を渡り、両国のシンボルだということだ」とレプコフ氏は述べた。

ナショナル・ロープウェイ社は(株)北コーカサスリゾートとフランスのPoma社の合弁だ。

一方、中国の金龍客車の関係者は、「当社は既にロシアと提携経験がある。両国間貨物用ロープウェイを一緒にやった。しかし、このようなプロジェクトは初めてだ。プロジェクトの中国側の費用は3億人民元だ」と述べた。

このプロジェクトはアミューズメント・ショッピングスペースのある4階建てのターミナル駅と4線から成るロープウェイ本体を含んでいる。輸送力は1時間当たり457人、1日当たり6000~7000人。2024年までに年間旅客輸送を100万人にする計画だ。

「レギオン」の事業投資金額は35億ルーブルを超える。この全長973メートルのロープウェイは2022年下半期にブラゴベシチェンスク市と黒河市を結ぶとみられている。(インターファクス7月18日)