ロシアなど7カ国アカデミー専門家 遼寧省の「一帯一路」に協力

2019年08月01日

エリナのささやき

8月。普段は一番早い通勤路のはずの海沿いの道が、朝から海水浴時期だけの一方通行措置のためか大渋滞。サッと脇道に逃げてバス通りへ。▼海に大勢繰り出すのはいいけれど、新潟県の人口は大減少中。総務省の人口動態調査によると、新潟県は前年比2万1982人減(1.02%減)。減少数では北海道、岡山県に次いで3位、減少率でも8位という高位だとか。県内の日本人に限ってみれば減少数はさらに多く2万3213人、逆に外国人が1231人増えたそうです。▼さて、今日の日本海側のニュースは長崎県から「朝鮮通信使、交流継続へ 対馬祭り、釜山団体参加」(西日本新聞7月27日)、悪いニュースが続く日韓関係で、ちょっとホッとする話題。海外ビジネス情報は、ロシアの研究機関が中国の一帯一路建設に協力する話題など。▼県都で政令指定都市の新潟市からして県内一の4198人減。佐渡に沈むこんなきれいな夕陽が見られるのに。

海外ビジネス情報

◇ロシアなど7カ国アカデミー専門家 遼寧省の「一帯一路」に協力

遼寧省科学技術庁、鉄嶺市政府共催の「2019『一帯一路』遼寧(鉄嶺)科学技術イノベーション協力週間」が鉄嶺市凡河新城で7月22日に始まった。ロシア、ベラルーシ、ウクライナ、カザフスタン、ジョージア、キルギスタン、リトアニアなど7カ国のアカデミーの専門家による設備製造・新材料・電子情報・省エネ環境保護などの最新の科学技術成果100件余りを集め、協力を通じて科学技術イノベーション、ハイレベル人材の誘致、産業能力協力、経済貿易などの分野で遼寧省および鉄嶺市が「一帯一路」建設に一層深く参入していくことを目的としている。

当日、鉄嶺市政府とロシア科学院シベリア支部とが科学技術協力協定を結んだ。遼寧工程職業学院・鉄嶺衛生職業学院・鉄嶺示範高等専門学校とベラルーシ国立工業大学・ベラルーシ国家医学院の間で協力覚書が交わされ、共同の学校創設、教育資源の交流育成、産学共同研究による新プロジェクトの展開などで協力の方向性が確認された。また、当地の2者と外国のアカデミー会員の協力による「海外アカデミー会員イノベーションセンター」が同日、開設された。

本週間の組織委員会では全省37社から67件の協力プロジェクトを受け付け、そのうち鉄嶺市は27件、内容は新材料、溶接、合金、冶金、設備製造、環境保護、教育、医学などにわたっている。(遼寧日報7月23日)

 

◇オーストリア政府の特別融資でインフラを整備

モンゴルとオーストリア両国政府間の財政協力協定の枠内で、「首都のソンギノハイルハン地区のインフラ整備」プロジェクトと「バヤンズルフ・ダルハン・セレンゲのインフラ整備」プロジェクトが2019~2021年にオーストリア政府の特別ローン1200万ユーロで推進される。

7月19日、プロジェクト推進契約書にモンゴル側からマグナイスレン建設・都市開発省次官、オーストリア側から下請けのZumtobel Lightingのアルフレド・フェルダー社長が署名した。オーストリア側の特別ローンを使って実施されるプロジェクトの枠内で、インフラの整備度の低い人口密集地域(ソンギノハイルハン、バヤンズルフ、ダルハン市、セレンゲ県)および一部の遠隔地域と小規模集落でのインフラ整備工事が進められることになる。(MONTSAME 7月23日)