牡丹江、北東アジア最大の野菜輸出基地へ
2019年08月05日
エリナのささやき
ゴルフのメジャー大会「全英女子オープン」でプロ2年目の渋野日向子が優勝してしまいました。初の海外遠征ながら、日本でも人気の笑顔が英国でも評判を呼び「スマイルシンデレラ」の呼び名も。うらやましいなぁ。エリナちゃん、子供の頃からのコンプレックスが「短足がに股・笑っても歯が出ない」ことでしたから。▼今日の海外ビジネス情報は、黒龍江省牡丹江が野菜の輸出基地を目指している話題。日本海側のニュースは、日韓間の空路と航路の話題3連発。運休もあれば、新規開設も。「新千歳-釜山線、運休へ 9月から、日韓悪化で大韓航空」(北海道新聞7月30日)、「福岡―釜山間、来年7月に新型船」(西日本新聞7月30日)、「北九州-大邱線減便へ エアプサン、関係悪化で利用者減」(西日本新聞7月31日)。▼花火といえば新潟県長岡市の花火大会。エリナちゃん、はじめて現地で見ることができました。やはり本物は違います。フィナーレを飾る「尺玉100連発」から。
海外ビジネス情報
◇牡丹江、北東アジア最大の野菜輸出基地へ
近年、牡丹江市では基地・加工・市場の3つのルートを並行して強化し、北東アジア地域最大の野菜輸出基地を構築すべく努力しており、輸出量と輸出額が飛躍的に発展している。最新の統計データによれば、今年上半期、牡丹江市がロシア、韓国、日本、ASEANなどの国・地域に輸出した野菜など農産品は12.2万トンに上り、全省の78.16%を占めた。輸出額は6.93億元で、全省の76.77%となった。
耕地が比較的少ない中で、自然条件が野菜栽培に比較的向いていることにより、牡丹江市の農民は野菜を栽培してきた長い歴史がある。ここ数年、牡丹江市は「一江二河(牡丹江、海浪河、珠爾多河)」という地理的条件における野菜産業経済帯に依拠し、野菜栽培基地を広範に建設している。品質改良し、鮮度保存期間が長く、輸出販売に適した品種の野菜を重点的に発展させ、同時に農産品の質の安全性を追跡できるシステムを確立した。
野菜栽培基地の建設だけでなく、加工企業も支援し、栽培から加工までの産業チェーンを確立している。ブランドの確立、急冷・塩漬け・干物など野菜の加工プロジェクトも進め、加工能力と製品の付加価値の向上を目指している。昨年末までに、牡丹江市の加工企業は13社に達し、64万トンの加工実績と23億元の生産額を達成した。最近、さらに康師傅の高地寒冷地野菜加工、南北青果の冷凍・冷蔵チェーン、龍稷ジャガイモ澱粉加工など5億元以上の付加価値加工プロジェクトも新たに誘致した。
また、越境物流の高速ルート建設も牡丹江市の野菜輸出に利便性をもたらしている。牡丹江市はユーラシア交通物流における中心的な位置という有利な条件を生かし、道路と海上輸送、鉄道と海上輸送、道路と航空輸送など多様な輸送方式による国内外の両方をみすえた集散輸送ネットワークで、総合型・貯蔵型・輸送型の物流企業を育成している。(黒龍江日報7月25日)