2019東北アジア(中国・延辺)文化観光グルメ週間開幕
2019年09月12日
エリナのささやき
非武装中立地帯(DeMilitarized Zone: DMZ)と言えば、いわゆる「38度線」、朝鮮半島の板門店を真っ先に思い起こします。ネットで調べると世界にはいくつかのDMZがあり、意外な所では南極大陸もDMZになっていて、なるほど。▼その板門店にERINAのSさんが訪れ、こんなお土産をもらいました(↓)。DMZ産の大豆を使ったチョコレートだそうで、現地の案内によれば、DMZに住む農民はどちらも国にも属さず、けっこう豊かだけれど決して自由ではない生活なのだとか。▼今日の海外ビジネス情報は、北朝鮮の東北部で国境を接する中国・延辺で、東北アジア文化観光グルメ週間が開かれた話題。
海外ビジネス情報
◇2019東北アジア(中国・延辺)文化観光グルメ週間開幕
9月3日、2019東北アジア(中国・延辺)文化観光グルメ週間が琿春で開幕した。文化交流協力の共同展開、長吉図の開発開放推進、吉林省の対外開放の新しい高地確立をめざす。バヤンチョル共産党省委員会書記が開幕を宣言し、イベントに参加した国内外の来賓と会見した。
バヤンチョル書記は来賓を歓迎し、国家文化と観光部、国連開発計画(UNDP)の「大図們江イニシアチブ」事務所に対し長年にわたる吉林の振興発展に対する支援への感謝を示した。また、先日、第12回中国-東北アジア博覧会の開催に成功し、長吉図開発や東北アジア地域協力を積極的に促進し、広範囲に深い影響を与えたこと、このグルメ週間の開催により、吉林省が再び東北アジア各国と手を携え文化の特色や開放の優位を示し、交流協力の成果を分かち合うことになると語った。
国連開発計画「大図們江イニシアチブ」事務所の金在信高級顧問もあいさつの中で、参加各国の来賓がさらに協力と友好を深め、東北アジア地域の文化観光フェスティバルのブランドを共に育成し、地域の経済社会の繁栄と発展を推進していくよう望むと述べた。
姜治瑩省委員会常務委員兼延辺州委員会書記は、国内外の観光業者や投資家が積極的に「観光興州(観光立州)」の戦略に参入し、協力の分野を開拓し、協力レベルを向上して、お互いにウィンウィンとなって発展し、国内外の観光客を招いて延辺における民族文化の魅力を心ゆくまで体験してほしいと語った。
バヤンチョル書記はさらに北東アジア5カ国の美食、36の少数民族の特色ある料理、延辺をテーマとする美食などの展示や無形文化のストリートパフォーマンスなども視察した。そのほか張安順省委員会常務委員兼省委員会事務局長、薛康省政府協商会議副主席、国家文化と観光部の関係者、「大図們江イニシアチブ」のメンバー国、東北アジア5カ国および国内の少数民族代表、著名な観光企業の責任者などが出席した。(吉林日報9月4日)