ウランバートル第4熱併給発電所 新タービンが運転開始
2019年09月17日
エリナのささやき
天皇・皇后ご臨席の下、国文祭と障文祭が開会しました。それとはたぶん関係なく、昨夜は恒例の東響新潟定期公演。オケにいつもの完成度の高さがなかったような気がしましたが、東響新潟コーラスは大健闘。素敵でした。▼こちらは毎年恒例で、国文祭の一環でもあったと思う「にいがた総踊り」。約250団体、1万5千人が9会場で演舞する大イベント。エリナちゃんは日曜、駅南会場でチラ見(↓)。見ているだけで気合が入ります。▼今日の日本海側のニュースはソウルとの航空便が維持される話題が2件、「青森-ソウル線、今冬も週5往復 大韓航空、日韓の路線維持重視」(東奥日報9月11日)、「小松-ソウル便、11月17日に再開 大韓航空、週3便を維持」(北陸中日新聞9月11日)。海外ビジネス情報は、連休だったり、エリナちゃんが明日お休みだったりで、てんこ盛り3件。
海外ビジネス情報
◇ウランバートル第4熱併給発電所 新タービンが運転開始
ウランバートル市第4熱併給発電所のタービン発電機T-123が9月2日、運転を開始した。ロシアのウラルタービン工場((株)ROSTEC傘下)が同発電所で更新中の4つのタービン発電機のうちの1基だ。新しいタービン発電機のスタートボタンを、ロシア・モンゴル政府間貿易経済・科学技術協力委員会の共同議長を務めるアレクセイ・ゴルデエフ副首相とエンフトゥブシン副首相が押した。
T-123タービンの運転開始により、第4熱併給発電所の全3段階の近代化のうちの第1段階が終了した。この近代化はロシアの(株)ROSTECとウラルタービン工場が担当している。改修工事の結果、タービンの寿命が完全に更新された。今後タービンは少なくとも40年運転することができる。改修後のタービンの出力は123メガワットで、2万5000世帯に電力を、7万世帯に暖房を供給する。熱効率が9%に向上したことで、タービン発電機のコストパフォーマンスが向上した。有害物質の排出レベルも10%カットされた。新しいタービンの機動性は40%向上し、負荷の変動を減らし、冬季の故障による停電を回避することができる。
第2段階はPT-100タービン発電機の改修と、来年10月の運転開始を予定している。第3段階ではさらに2基のタービン発電機(出力は各123メガワット)が更新される。すべての作業の終了は2020年第3四半期に予定されている。
ウラルタービン工場はモンゴルに合計出力469メガワットのプラントを供給する。この数字は現在の発電所の出力を59メガワット上回る。こうして、第4熱併給発電所の出力は(2015年にウラルタービンと合同で設置されたタービンと併せて)592メガワットに更新される。これは、モンゴル国内の全電源の出力の約60%を構成する。(Asia Russia Daily 9月3日)
◇中国企業が沿海地方にガス発電所を建設
中国能源工程集団有限公司(China State Energy Engineering Corp. Ltd.、Sinomec)が沿海地方でIR「プリモーリエ」向けに出力100メガワットのガス発電所を建設する。
これに関する合意文書が東方経済フォーラム(EEF-2019)でシノメク・ギドロ社(Sinomecのロシア子会社)と(株)沿海地方開発公社(100%沿海地方政府系)が締結した。プロジェクトへの投資金額は約100億ルーブルになる。
このガス発電所の第1期完成分(25メガワット)は、2023年までの完成が予定されている。(インターファクス9月5日)
◇ハルビン東北アジア国際貿易センター 協定締結式・起工式開催
9月4日午前、ハルビン東北アジア国際貿易センター(コンベンションセンター)のプロジェクト協定締結式および起工式が開催された。これにより深圳(ハルビン)産業園区の定礎以降、再び超大型投資プロジェクトがハルビン新区で締結されたことになる。張慶偉・黒龍江省委員会書記兼省人民代表大会常務委員会主任、王文涛省委員会副書記兼省長らが出席した。
起工式で、孫喆ハルビン市委員会副書記兼市長と張玉良緑地集団董事長・総裁、ハルビン新区の責任者、中国コンベンション経済研究会責任者、プロジェクトの協力パートナーであるハノーファー・コンベンションセンターの責任者がそれぞれ式辞を述べた。ハルビン市政府、ハルビン新区管理委員会はそれぞれ緑地集団と戦略協力協定、企業・資本誘致協定を結んだ。緑地集団はファーウェイ、アリババと5GおよびAI示範区をつくる協定を結ぶだけでなく、ドイツのハノーファー・コンベンションセンターや多数の銀行などとも協力枠組協定を結んでいる。
ハルビン東北アジア国際貿易センターは、総投資額420億元、世界の貿易港となることを主な目的とし、貿易コンベンション、経済フォーラム、経済の中心、スマートイノベーション、ビジネス金融などを一体的に進める先導的プロジェクトだ。産業と都市が融合する濱江宜居新城を建設する予定で、そこに2棟の超高層ビルが完成すれば、ハルビンの新しいランドマークとなるだろう。(黒龍江日報9月5日)