大連長興島港口岸、正式に対外開放

2019年10月21日

エリナのささやき

日曜は、新潟県民会館3階で障がい者アートを見学してから、恒例の東響新潟定期演奏会へ。障がい者アートでは絵画、書道、写真、立体作品それぞれに、個性が輝く作品あって、好みの作品を投票してきました。▼東響定期も、さまざまな管楽器奏者がソリストになって、普段は聴けない協奏曲を4曲。後半も管楽器が活躍するビゼー「アルルの女」第1組曲、第2組曲。音楽の学習でも聞く曲だからか、定期会員が少ない3階席などに中高生らしき姿が多く、聴衆の平均年齢を下げてくれてちょっとうれしい。▼今日の日本海側のニュースは、山形県から「河北町、イタリア野菜初輸出へ 香港に来月第1弾」(山形新聞10月16日)。海外ビジネス情報は、大連長興島港口岸、ハバロフスク国内線ターミナル、それぞれオープンの話題。

海外ビジネス情報

◇大連長興島港口岸、正式に対外開放

遼寧省口岸事務所の情報によれば、国家検査グループは先頃、大連長興島港口岸の開放業務の検査を実施し、現場のインフラが検査規定に合致していると認め、長興島港口岸は検査に合格し、正式に対外開放することに同意した。

大連長興島経済区は国家レベルの経済技術開発区で、国務院が承認した国家七大石油化学産業基地の一つ。今年、党中央・国務院は、大連長興島(西中島)石油化学産業基地の建設を速め、長興島経済区の発展を期待することを明確に示した。今回検査された長興島港口岸の19バースは幅広く分布しており、原油の受け入れ能力と超大型石油タンカーの停泊量の大きさは国内沿海港湾では最大級で、恒力石化や遼港集団などの大型企業の生産・運営に貢献するだろう。省口岸事務所によれば、長興島港口岸の対外開放の実現は、遼寧省が対外開放の新前線を確立し、沿海経済帯開放・開発を推進する上で大きな意義がある。

省口岸事務所の関係責任者によれば、現在、国務院に承認された対外開放の口岸は13カ所ある。そのうち、空輸口岸は2カ所、瀋陽空輸口岸(瀋陽桃仙国際空港)と大連空輸口岸(大連周水子国際空港)がある。水上輸送(港湾)口岸は9カ所で、大連、庄河、旅順新港、長興島、営口、丹東、錦州、葫蘆島、盤錦(海港)口岸がある。陸路(鉄道)口岸は1カ所で、丹東陸路(鉄道)口岸がある。2018年、遼寧省口岸の輸出入貨物総額は9427.24億元で、前年同期比14.4%増。そのうち、輸入は5279.08億元で前年同期比16.4%増、輸出は4148.16億元で前年同期比11.9%増となっている。(遼寧日報10月12日)

 

◇ハバ空港新ターミナルが本格的に営業を開始

ハバロフスク空港の新国内線ターミナルが正式に業務を開始した。本日、モスクワからの第1便が到着。モスクワ-ハバロフスク4305便の乗客が、新空港ビルで取り扱う最初の乗降客となった。

ターミナルの工事は昨年3月に着工。面積は2万7700平方メートル、乗降客取り扱い能力は年間300万人。このプロジェクトは「ハバロフスク」先行経済発展区の枠内で推進された。建設投資額は49億ルーブル。このなかには「ロシア開発対外経済銀行」(VEB)と(株)極東発展基金からの融資が含まれている。

ターミナルの設計はドイツの企業が行い、工事はトルコの企業が請け負った。新しい空港ビルはボーディング・ブリッジ3本、エレベーター12基、エスカレーター7本を備えている。乗降客向けに多数のショップとカフェが入っている。(ロシースカヤ・ガゼータ10月14日)