中ロ天然ガスパイプライン東線北部、全線開通

2019年10月28日

エリナのささやき

なかなか天気に恵まれない週末の「障がい者によるまちあるき」ですが、4回目の昨日は開始直前までの雨がやみ、視覚・聴覚・肢体障がい者に初めての知的障がい者も含め、多くの参加者に楽しんでもらえたようでした。▼旧斎藤家別邸を訪ねると、フランスからの訪問者と遭遇。新潟市の姉妹都市・ナント市一行の一部の方々のよう。一行の中に日本語ができる方がいて、聴覚障がい者との対話が実現。互いの手話の違いなどに驚きながら、おしゃべりに夢中になっていました。▼今日の日本海側のニュースは秋田県の友好関係で、「大連と友好協定締結 佐竹知事が来月訪中」(秋田魁新報10月22日)。海外ビジネス情報は、中ロ天然ガスパイプラインの中国内北部(黒河-長嶺)線が開通した話題など。

海外ビジネス情報

◇中ロ天然ガスパイプライン東線北部、全線開通

10月16日午前、吉林省松原市から西北に35キロメートルの地点で、中ロ天然ガスパイプラインの最後の鋼管接続部分の溶接が完了し、黒河-長嶺間の工事部分(北部部分)が全線開通した。12月1日にはこの部分が正式に供用開始となり、初年度の計画ではロシアから50億立方メートルのガスが引き込まれ、黒龍江・吉林・遼寧・河北・天津・北京などの地で直接受益することになる。この開通は、東北や京津冀地域の冬におけるガス供給と青空を保護する動きに力を与えることになるだろう。

ガスパイプライン東線は、北は黒龍江省黒河市を起点とし、9つの省を経由して、南は上海まで総距離5111キロで、工事は黒河(黒龍江省)-長嶺(吉林省松原市)、長嶺-永清(河北省廊坊市)、永清-上海の3つに区分されている。黒河-長嶺部分は1幹線3支線で、総距離1067キロ、2015年6月29日に試験建設が開始され、2019年10月16日に完成した。この北部部分の開通は哈瀋、秦瀋など稼働中のパイプライン網との接続を実現し、クリーンエネルギー供給やエネルギー供給構造の最適化を保証する多くのルートに重要な役割を果たす。(黒龍江日報10月17日)

 

◇フランスが航空救助用ヘリと特別車両を提供

モンゴル非常事態総局は、フランス民間防衛局と協力し、非常事態管理分野の支援を目指すプロジェクトに取り組んでいる。16日、モンゴルのフレルバータル財務大臣とフィリップ・マーリン駐モンゴルフランス大使がこのプロジェクトへの資金提供契約書に署名した。

このプロジェクトの枠内でモンゴル非常事態総局をベースに、必要な設備をすべて備えた航空救助活動部局が新たに設置される。特に、フランスからは、航空救助活動と捜索活動、救急医療活動に必要な装備をすべて備えたヘリコプター3機(Airbus EC-145 T1)、操縦員養成用軽ヘリコプター1機、フライトシミュレーター、ヘリ格納庫、給油ステーションが提供される。これと並び、航空救助部局のパイロット、機関士、医師が教習を受ける。さらに、様々な建物の火災消火用特別車両42台も提供される。

30年間の5790万ユーロ規模の特別融資(元本返済の10年の猶予と金利0.08%)でプロジェクトを推進することが、フランス側と合意された。

契約署名式では、GDPに占める政府の借金が55%になったこの財政難の折、モンゴルの非常事態分野の喫緊の問題を処理するための特別融資の提供に対して、フレルバータル財務大臣がフランス側に感謝の意を述べた。一方、仏大使は、このプロジェクトがモンゴル非常事態総局の技術面の装備の改善と同時に、モ仏両国の専門機関相互の連携の一層の強化を目的としていると、指摘した。(MONTSAME 10月17日)