瀋陽市、第3四半期まで対EU輸出入総額が17.8%増

2019年11月19日

エリナのささやき

一国二制度の中国・香港の関係が気になります。大学生らのデモは収まらず、警察の対応も激化するばかり。▼英国の12月12日の総選挙が気になります。いつまでも煮え切らない英国に対して、独・仏などはあきれているのでしょうね。▼そのフランスも、12月5日からの交通関係のストライキが気になります。年金制度改革を巡って、エア・フランス(↓)までもストに参加するらしい。海外旅行者にとって、市内交通なら何とかなるとしても、そもそもパリに行けるかどうか。払い戻しの効かない庶民のチケットはどうなるのか…。▼今日の海外ビジネス情報は、瀋陽市の対EU輸出入が好調、という話題。日本海側のニュースは山形県から「庄内柿、香港に3.5トン JAそでうら、酒田港から初輸出」(山形新聞11月13日)。

海外ビジネス情報

◇瀋陽市、第3四半期まで対EU輸出入総額が17.8%増

11月6日、瀋陽市が今年度第3四半期までの対外貿易動向を発表した。統計によると、第3四半期までの瀋陽市対外貿易は穏やかな増加傾向を示しており、貨物貿易の輸出入総額は776.7億元に達し、前年同期比7.3%の伸びとなり、遼寧省輸出入総額の14.7%を占めた。

今年1~9月、瀋陽市の一般貿易輸出入総額も増加し、瀋陽市輸出入総額の83.8%にまで上昇した。貿易系企業を主とする外商投資企業は14.2%増加し、全体の76.4%を占めている。EU(28カ国)は瀋陽市最大の貿易パートナーとなり、輸出入総額は429億元に達し、17.8%の増となり、瀋陽市輸出入総額の55.2%を占めている。

ここで特筆すべき点は、瀋陽市が「一帯一路」イニシアチブが提起されて以来、「一帯一路」沿線諸国との経済貿易投資協力をより緊密なものにし、貿易上の往来を活発化させてきたことである。今年度第3四半期まで、瀋陽市の対「一帯一路」沿線国家輸出入総額は173.4億元で、前年同期比1.3%伸びとなり、瀋陽市輸出入総額の22.3%を占めている。(遼寧日報11月8日)