モ首相がペトロチャイナ大慶タマツァグ社を視察

2019年11月20日

エリナのささやき

安倍首相の在任期間がこれまで最長だった桂首相を抜き、憲政史上最長の2886日になったそうです。第一次はあっという間だったのですが、2012年12月の再登板以来、ルドルフ君の面目躍如といったところです。けれどその間、日本はどうなったのか、よく考えてみないと…。▼日本の対外関係はさておき、地方交流や北東アジア諸国の動向はさまざまに動いていて、そのことをお伝えするこのコーナーもそれなりの役割を果たしているのではないでしょうか。今日の日本海側のニュースは、青森県から「県産ホタテ台湾に発信 青商生、パスタソース開発中」(東奥日報11月14日)。海外ビジネス情報は、モンゴル首相が自国の石油採掘や石油精製に向けた意見交換を行った話題。▼新潟では物騒なニュースが続いています。夜の街は楽しくなくちゃいけません。

海外ビジネス情報

◇モ首相がペトロチャイナ大慶タマツァグ社を視察

モンゴルのフレルスフ首相は8日、出張中にペトロチャイナ大慶タマツァグ社を訪れ、ドルノド県マタド郡の第19と第21石油鉱区で原油採掘の様子を視察した。首相は同社幹部と面会し、今後の提携の方針と形態、石油採掘の現状と今後の見通しについて意見を交換した。

ペトロチャイナ大慶タマツァグ社は2015年に生産物分与契約を締結し、現在までにモンゴルで750万トンの石油を生産した。同社が第19鉱区で採掘した原油はビチグト国境回廊経由で、第21鉱区で採掘した原油はバヤンホシュー国境回廊経由で中国に輸出されている。

会社幹部の話では、近年、年間の石油採掘量は100万トンから80万トンにダウンした。会社幹部側はさらに、石油製品の内需の100%充足のための政策の枠内で、モンゴル国内に新設される製油所への原料供給のために原油生産を拡大する余地があることを伝えてきた。

職業監督総局も、同社の活動の会計検査の結果を提出した。会計検査報告書では、生産物分与契約を修正し、化学廃棄物の貯蔵施設の現状を改善し、有害で危険な物質から環境を保護する対策を講じる必要性が指摘されている。さらに、原油のロイヤリティか天然資源利用税の徴収、あるいは会社および下請けの関税及び租税の優遇の撤廃、外国人従業員の社会保険料の賦課が勧告されている。

フレルスフ首相は8日、国内東部地域の需要家への送配電ステーションも視察した。(MONTSAME 11月8日)