コルマルは中国企業とコークス用炭供給契約を締結

2019年11月25日

エリナのささやき

私事に追われた週末。新潟は確かいい天気だったと記憶しているのですが、今日は一転、風が強くて寒くて、いよいよ年末が近づいてきた感じです。年末が近づくと、恒例の「北東アジア経済発展国際会議(NICE)」の準備にも追われる日々になります。今年も中心テーマは米中経済摩擦と、化石燃料とパリ協定の関係。新企画として「Future Leaders Program」があります。来年2月5日、6日。詳しいご案内はもう少しお待ちください。▼今日の日本海側のニュースは「ロシアの飛び込みチーム 金沢で五輪事前合宿へ」(北陸中日新聞11月16日)。海外ビジネス情報はロシアのコークス炭の中国向け供給契約の話題。コークス炭はワニノ港から出荷されることになります。▼先週の新潟東港50周年記念式典の講演で栢原さんが掘り込み港の歴史に触れ、日本では苫小牧港が最初だけれど、世界ではローマ時代にさかのぼり、イタリア・テベレ川のほとりに掘り込んだ「トライアヌス港」の遺跡が残っているのだとか。栢原さんがタモリさんに見えました。

海外ビジネス情報

◇コルマルは中国企業とコークス用炭供給契約を締結

「コルマルグループ」が中国の宝鋼集団とコークス用炭の長期供給契約を締結したことを、グループ広報室が伝えている。この契約は、上海の工業博覧会の場で11月初旬に開かれた国際フォーラムの枠内で締結された。契約の内容は公表されていない。

プレス発表資料によると、「コルマルグループ」のアンナ・ツビレワ会長が、「現時点で中国側は当社のコークス用炭の主要な買い手だ。コルマルの全輸出量の7割が中国の工場に供給されている」と述べた。

ツビレワ会長によれば、中国との契約は、「コルマル」系列企業が採掘するコークス用炭の中国の鉄鋼会社やコークス会社への輸出にとどまらず、中国での設備購入も含んでいる。同会長によれば、コルマルは最近、安定して高品質の石炭の供給を受け、それを選鉱し、最大限に付加価値のついた高品質のコークス用炭を生産している。「これにより、当社の製品の価格を3倍に値上げすることができ、有望なアジア太平洋諸国の輸出市場への道が開けた」とツビレワ会長は述べた。

プレス資料によると、コルマルは現時点で、日本と中国の世界的鉄鋼大手と契約を締結している。すでに報じられたように、コルマルはJSW Steel(インドの民間鉄鋼大手)とコークス用炭の販売の交渉を進めており、このプランを実現するために、ロシアと、インドの石炭輸入元の石炭輸入関税の均等化を働きかけている。

コルマルの系列企業にとっては、その立地ゆえに、アジア太平洋諸国とのやりとりのほうが楽だ。「ロシア極東の港まで鉄道で5日、海路で3日かかる。言い換えれば、7~10日で末端の荷主に石炭が届く。南ヤクーチアのプレミアム石炭はオーストラリアやインドネシアの石炭と十分競争できる。品質については、専門家によれば、ネリュングリ産コークス用炭はオーストラリア産よりも高い。まさにこれが、中国やインドがロシアの石炭会社に関心を持っているもう一つの理由だ」と会長は述べた。

コルマルは2020年第1四半期にワニノ港ムチカ湾(ハバロフスク地方)の石炭ターミナルの第1期完成分(年間取扱能力1200万トン)の営業を開始することにしている。これにより、大型船をインド市場に送り出すことができる。(インターファクス11月13日)