ウランバートル市に協同組合小売店1号店がオープン
2019年12月02日
エリナのささやき
師走に入った昨夕は、東響新潟定期へ。東京や川崎と異なる新潟独自のプログラムで、指揮に広上淳一さん(こういうおじさん、あちこちいる感じ)とピアノソロに小山美稚恵さんを迎え、ショパンのPC1番、ラフマニノフのPC3番など。小山さんのピアノは、ラ・フル・ジュルネの時に最前列で聴いたことがあり、演奏に入る小山さんが放つプロとしての緊張感が今でも忘れられません。この夜も、東響が小山さんの熱気にグイグイ引っ張られる感じで、彼女の凄味を感じ演奏会でした。▼ロシアからソ連へ、その時代の狭間で、ソ連では描けないロマンを描いたラフマニノフが妙に最近、お気に入りです。ソ連時代を経た今のロシアのロマンティシズムとは…。▼今日の海外ビジネス情報は、ウランバートルから協同組合の小売店がオープンした話題など。写真はウラジオのキオスクにて。
海外ビジネス情報
◇ウランバートル市に協同組合小売店1号店がオープン
外国の中小企業や農場は、販売市場により広いアクセスを求め、自社製品をより安く消費者に届けるためにしばしば団結し、cooperative store(協同組合小売店)をつくっている。外国の経験をもとに、モンゴルの中小の企業およびメーカー30社が21日、ウランバートル市に協同組合小売店の1号店を開設した。
中小企業発展基金のバトツェツェグ理事長は、第1号店のオープン式典に出席し、「今年、当基金は首都の中小企業101社、地方の中小企業360社に特別貸付を行い、現時点で8割の支給が終わった。さらに、我々は、中小企業の輸出向けの生産拡大のために、財政面のみならず財政以外のサポートもしていきたい。この活動の一環で、我々はこの新しい協同組合小売店との提携覚書に署名した。なぜなら、中小企業単独では、特に自社製品を輸出しようとする場合に、数多くの問題やリスクにぶつかるからだ。その時、この新しいチャンスによって、中小企業はともに困難を克服し経験を分かち合うことができる」と述べた。
協同組合「テンゲリ・コープ・モンゴリア」のイフバヤル組合長は、「仲介のない国産品の販売のチャンスと、世界市場での国産品の競争力を調査し、我々国内生産者は、協同組合小売店を開設するという結論に達した。現在、皮革製品、カシミア製品、化粧品、衣類、食品のメーカー30社が我々に加わった。今後は、我々のショップの活動の拡張とエルデネト市、ダルハン市、ドルノド県、そして国外の支店開設を計画している」と述べた。(MONTSAME 11月22日)
◇遼寧自由貿易試験区大連ゾーンで初の経営資格基準を公布
11月19日、遼寧自由貿易試験区大連ゾーンは、商業登記の主体資格と経営資格を基準により分ける改革を実施するため、「食品経営類主題式服務規範(食品分野の経営におけるテーマ式サービス規範)」を打ち出した。これは主体資格基準の後の初めての経営資格基準であり、法治化・国際化・利便化したビジネス環境をつくる助けとなるだろう。
今年に入って、大連ゾーンの食品経営分野の資格審査が692件を終え、最も頻度が高い経営資格となっている。頻度が高い経営資格許可について規範化した基準をつくることは、基準に従って事を進められる利便性を高めると同時に、審査の各段階における自由な裁量権をなくし、食品経営分野の企業経営資格審査における基準の明確化と予測可能性が実現される、というのが企業の反応だ。
食品経営分野の企業は主体資格と経営資格の二つの審査許可が必要となり、必要な資料や条件には、食品経営許可書と承諾書およびその他8部の書類がある。基準が実施された後は、申請者は指示に従って対応プラットフォームに情報を入力するだけでよくなり、申告資料はシステムで自動的に作成され、審査許可の効率は75%以上向上し、法定期限20日間、承諾期限5日間だったのが、1日で処理を終えることができるようになった。(遼寧日報11月22日)