東寧辺民互市貿易、人民元建て越境決済事業が始動

2019年12月18日

エリナのささやき

今朝の各紙で、世界経済フォーラム(WEF)が発表したジェンダーギャップ(男女格差)の順位付けが報じられていました。日本は153カ国中121位。先進国として恥ずかしいような現状です。ちなみにERINAは正規職員13人中、女性が6人(管理職1人)。管理職が少ないものの、女性率は5割に近く、まあまあでしょうか。▼今日の日本海側のニュースは金沢から「日韓交流、力尽くしたい 工芸展参加、作家2人が抱負」(北陸中日新聞12月4日)。海外ビジネス情報は、中ロ国境の東寧で人民元建ての越境決済が始まった話題。▼サウスパースのパブ(↓)。左手のトイレに入ると、男性用(Male)、男女兼用(Male / Female)に加え、ユニセックス(Unisex)の個室が。男女兼用とどう違うのか…。

海外ビジネス情報

◇東寧辺民互市貿易、人民元建て越境決済事業が始動

先頃、東寧互市貿易決済センターの職員が、相互貿易商品出区申告書などの書類を持って中国銀行東寧支店の国際決済センターでロシア側の口座に6万5000元を振り込んだ。これにより人民元建ての互市貿易資金の越境決済事業が正式に始動した。

これまで銀行経由で貿易資金の越境決済ができなかったことが、辺境住民の互市貿易発展のボトルネックとなっていた。現在、東寧市は『辺境貿易の革新的な発展の促進に関する国務院弁公庁の指導意見』に基づき、人民元決済の利便性を徐々に向上させ、互市貿易商品取引の規範化を試みたほか、中国人民銀行ハルビンセンター支店、中国銀行黒龍江省支店、ハルビン税関の積極的な参加と支援の下で、関係者と協調・連携した。1年余りの試行錯誤を経て、東寧市はボトルネックを解消し、辺民互市貿易のイノベーションと発展に向けて堅実な一歩を踏み出した。

今回の互市貿易の取引は、辺民取引の事実実態と貨物供給源の合法性の保証を前提に、辺民互市貿易決済センター代理代行サービスなどの利便化措置を通じて互市貿易の決済期間を短縮し、「人・証明書・貨物・金」の4要素が同時に揃うように解決した。(黒龍江日報12月8日)

 

◇OSCEがサイバーセキュリティ等でモンゴルに協力

ブラチスラヴァで開催中の第26回欧州安全保障協力機構(OSCE)閣僚会議の枠内で、モンゴルのツォグトバータル外相はOSCEのトーマス・グレミンガー事務局長と会談した。

ツォグトバータル外相は会談の冒頭で、モンゴルとOSCEの関係・協力の拡大強化に満足していること、特にテロやテロへの資金提供にかかわる国際的な脅威、人身売買、文化財の違法取引の取り締まりなどの方面でのOSCEとの今後の連携拡大への意欲を表明した。

外相は同時に、若者の安全保障への参加と貢献を高める目的で、ウランバートル市で国際フォーラム「Peacebook」が組織されたことを取り上げ、この方面での支援とモンゴルとの協力を提唱した。

一方、グレミンガー事務局長は、OSCEはサイバーセキュリティ、投票システムの改善、効率的国家管理の強化でモンゴルを現実的にサポートしていくと表明した。(MONTSAME 12月9日)