ザバイカル地方の対中国国境に鉄道用穀物ターミナルができる

2019年12月20日

エリナのささやき

NICE! と感嘆符を付けると形容詞的ですが、「NICE」とカギ括弧を付ければ、固有名詞的。恒例の国際会議「2020北東アジア経済発展国際会議(NICE)イン新潟 日露エネルギー・環境対話イン新潟」の一般参加申し込み受け付けを今日から始めます。2020年2月5、6日、朱鷺メッセ(新潟市中央区)で開催です。米中貿易摩擦やその企業活動への影響、変容する中国経済と各国の関係、気候変動問題と化石燃料の関係など、現在の北東アジアの課題を取り上げるとともに、大学生による北東アジアの未来に向けたプレゼンテーション大会もあります。ぜひご参加ください。▼今日の日本海側のニュースは北海道から「地域交流年、札幌で開会式 日ロ調整、来年5~6月軸」(北海道新聞12月15日)。「NICE」も日露地域交流年事業の一環です。海外ビジネス情報は、そのロシアのザバイカリエTORに鉄道用穀物ターミナルが出来る話題など。▼2019年1月に開催したNICEな感じ(↓)。

海外ビジネス情報

◇ザバイカル地方の対中国国境に鉄道用穀物ターミナルができる

「ザバイカリエ」先行経済発展区(TOR)の新たな入居企業がこの地域に鉄道の穀物ターミナルを建設する。これにより、ロシア発中国向けの穀物車両の年間積替量は800万トンに達するとみられている。工事は2020年に着工する。

TORの10社目の入居企業となったのはザバイカル穀物ターミナル社。同社は自社の施設の建設を対中国国境沿いのザバイカルスク集落に建設することにしている。このプロジェクトは207人分の雇用を創出し、シベリア産穀物の中国への輸出の問題を解消するとみられている。ザバイカル地方政府に発表によると、このプロジェクトへの投資総額は約89億ルーブルだという。

現在、「ザバイカリエ」TORの入居企業の投資総額は1170億ルーブルを超えている。これらの企業は鉱山業、建設業、農業、機械製造、製材業、食品工業のプロジェクトを実施している。(EastRussia 12月11日)

 

◇ユダヤ自治州知事が交代へ

アレクサンドル・レビンタリ氏は、ユダヤ自治州知事職を辞する件に関する大統領令にプーチン大統領が12日に署名したこと、それが新しい職場に移るための措置であることを同日、タス通信に伝えた。

「少し休みを取ることにしている。ただし、現在、新しい就職先が決まりつつある。辞職は新しい職場に移るためだ。ただし、まだ確定ではないため、話すことはできない」とレビンタリ氏は述べた。

レビンタリ氏はさらに、後任のゴリドシテイン氏の擁立の日程もまだ確定ではないとした。「まだ(擁立の日取りが)分からない。公式発表を知ったばかりで、ゴリドシテイン氏とはまだ話をしていない。(トルトネフ)大統領全権代表がこの種のこと(新しい州知事擁立)を組織するはずだ」とレビンタリ氏は述べた。

彼はまた、ロスチスラフ・ゴリドシテイン氏はユダヤ自治州とロシア極東全体を熟知していると明言。新州知事代行には意志の強さもあると指摘した。「彼はリーダーシップのあるクリエイティブな人物。選挙キャンペーンの経験も豊富だ。粘り強さ、目的意識、国家レベルの仕事経験を持っている」とレビンタリ氏は重ねて述べた。そして、(自分は)新ユダヤ自治州知事代行の課題の達成をサポートするつもりだ、とも話した。(タス通信12月13日)