沿海地方でロシア初の輸出向け木材取引所がスタート

2020年01月07日

エリナのささやき

1カ月前に訪れた以前からオーストラリアでは森林火災の被害が広がっていましたが、今も燃え続け、その発生範囲もさらに各所に飛び火し、西豪でも火災が発生しているようです。火災が収まるどころか広がるのは、オーストラリア特有の熱波と干ばつが影響しているのでしょう。今頃の西豪はひたすら暑く、紫外線が強いですから。▼今日の日本海側のニュースは富山県から「能作、台湾企業と合弁 アジア市場開拓目指す」(北日本新聞12月27日)。海外ビジネス情報は、沿海地方でロシア初の輸出向け木材取引所がスタートした話題。▼西豪デンマークから1時間ほどにあるValley of the Giants“巨人の谷”。巨木を縫うように地上40メートルを歩きます。この巨木たちが燃えるようなことがありませんように。

海外ビジネス情報

◇沿海地方でロシア初の輸出向け木材取引所がスタート

サンクトペテルブルク国際商品原料取引所のウェブサイトで輸出向け木材を競売する実験的プロジェクトが24日、ウラジオストクでスタートした。スタートセレモニーには沿海地方のオレグ・コジェミャコ知事、サンクトペテルブルク商品原料取引所(SPIMEX)のアレクセイ・ルイブニコフ社長が出席した。

輸出向け木材取引所プロジェクトは2017年の大統領命令の一つとして推進されている。その根幹にはロシアの業界の企業と並んで中国企業も取引に参加するメカニズムが敷かれている。1回のトレーディングセッションで、さまざまな国を代表する企業が取引所で木材を購入できるようにする、ユニバーサルな契約書が使われる。参加者間の決済はロシアの通貨で行われる。

沿海地方知事と取引所社長が緑のボタンを押して、競売がスタートした。コジェミャコ知事は、輸出向け木材製品の取引所はロシア木材業界全体と、その輸出ポテンシャルの強化にとって重要な出来事だと述べた。「沿海地方当局と企業は取引所を通じた木材製品のアジア太平洋諸国への輸出に前向きだ。国内外の市場ポテンシャルは320億ルーブルあまり。木材業界では2万人余りが働いている」と知事は強調した。

コジェミャコ知事によれば、沿海地方政府とサンクトペテルブルク取引所は競売の参加者が貨物手続きの問題に遭遇しないよう、努力していく。専用の税関をつくり、植物検疫と通関審査、ナラ・タモのCITES発給をスピードアップする。「全世界がこのようなクリーンな取引を可視化する作業形態に移りつつある。この経験がロシア全土に広がることを願っている」とコジェミャコ知事は述べた。

ルイブニコフ社長によれば、ロシア市場の取引所での木材製品の競売は、実績を上げている。よって、輸出を伴う競売の拡大が次の重要な一歩だ。「木材業界の問題を解消するという目標が国の最高レベルで掲げられた。その重要なものが、輸出制度の整備とグレーな仕組みの克服、価格形成の透明化だ。我々は各地方の監督者、指導者と緊密に連携している。取引所はすでに、原木の輸出割当て分配の見直しに関わる一連の提案を行った。取引所経由の輸出を組織する課題には、外国の参加者の資格認可、税関、税務機関との連携、成立した取引に関する電子文書管理・決済・監督が含まれる」とルイブニコフ社長は述べた。(沿海地方行政府12月24日)