内モンゴルから北京までの初の高速鉄道開通
2020年01月17日
エリナのささやき
新潟市内では今年に入ってまだ積雪を見ていません。市内どころか、普通なら2メートルくらいは積もっているはずの県内の各スキー場も積雪がまばらで、全面滑走可能なスキー場は数えるほど。これほど雪が恋しい年も珍しいのでは。2月23日、24日に男子回転、大回転のワールドカップ開催までに、いいコンディションになりますように。▼今日の海外ビジネス情報は、やはり小雪の北海道から「道産チルド牛乳、台湾で人気 函館・北海道乳業、1年で販売4倍」(北海道新聞1月8日)。海外ビジネス情報は内モンゴルと北京を結ぶ高速鉄道が開通した話題など。▼こちらはゴールドラッシュの頃に敷かれたアラスカ鉄道のあたり。
海外ビジネス情報
◇内モンゴルから北京までの初の高速鉄道開通
12月30日午前10時35分、初の旅客を乗せたG2410復興号動車組列車がフフホトを出発して北京に向かった。これにより、内モンゴル自治区西部地域に初めて建設された高速鉄道ルートである張家口-フフホト線の全線が開通したことになる。
石泰峰自治区党委員会書記が列車の出発式に参列し、布小林自治区党委員会副書記兼自治区主席、王莉霞自治区党委員会常務委員兼フフホト市委員会書記、張韶春自治区党委員会常務委員兼秘書長、廉素自治区人民代表大会常務委員会副主任、常軍政自治区政治協商会議副主席も参列した。
張家口-フフホト高速鉄道は国家の中長期鉄道ネットワーク規画における「八縦八横」高速鉄道のメインルートである京蘭(北京-蘭州)線の重要な構成部分で、2014年4月18日に着工し、2019年末に開通、同日に開通した京張(北京-張家口)高速鉄道と連結し、フフホトから北京までの高速線を構成している。この路線の完成・供用開始により、フフホトから北京まで、従来10時間前後かかっていたのが、最短で2時間9分まで短縮され、人々の外出に極めて便利になった。さらなる連携と自治区の経済社会発展の促進に重要な役割を果たすことになる。(内モンゴル日報12月31日)
◇1月1日にウラジオが正式に沿海地方の行政中心都市に
1月1日にウラジオストクが正式に沿海地方の中心都市となった。2019年11月27日に可決採択された地方法「沿海地方の行政中心地の地位」が発効したのだ。
これまでの状況はパラドックスと言えるものだった。2018年にウラジオストクは極東連邦管区の中心都市になり、代表都市としての機能を果たしている。ウラジオストク市内には沿海地方の国家機関、連邦行政機関の地域支部、外国の公館が立地するためだ。同時に、同市はロシア連邦管区を構成する沿海地方の中心都市ではなかった。ウラジオストクを正式に行政中心都市にするよう、何度も要請があったものの、事が完了に至ったのはごく最近のことだった。
沿海地方議会に発議したのはウラジオストク市議会だった。アンドレイ・ブリク同市議会議長の説明によると、「提示された法案の可決採択によって、さまざまな国際・連邦・地域レベルの行事への参加や、公共インフラの整備やこれらの行事で活用される条件の構築など、沿海地方の行政中心都市の機能をウラジオストク市が果たすためのしかるべき財源を得ることができる」。
沿海地方の2020年予算にはすでに、主にゲスト用ルートの整備、祝祭行事組織に充てられる3億ルーブルが計上された。今後のウラジオストクの中心都市機能費は、沿海地方政府が決める。
極東連邦管区の中心都市をハバロフスクからウラジオストクに移す大統領令は2018年12月13日に署名されている。(ロシースカヤ・ガゼータ1月1日)