ドイツ企業がロシア極東の観光振興に投資
2020年01月23日
エリナのささやき
一昨夜は毎月の朝食会を夜に代えての新年会、昨夜はERINAの新人2人(企画・広報部のTさん、2カ月インターンのHさん)の歓迎会を兼ねての新年会でした。一昨夜はNさんが昨年夏に体験したムルマンスク-北極点クルーズの話を披露してくれました。使用する船は原子力砕氷船「50イヤーズ・オブ・ヴィクトリー」号。ロシア海軍が実際に探査で使う船ですから客室の居心地はイマイチのようですが、食事はウィーンから運んでくるとかでなかなかだそう。白夜の北極点、地球を感じる瞬間でしょうね。▼今日の日本海側のニュースは鳥取県から「米子-上海便が就航 中国本土へ初の直行便」(山陰中央新報1月12日)。海外ビジネス情報はロシア極東・北極圏観光の話題など。▼ということで、今日の写真は2000年に行ったロシア・カムチャツカのアパチャ湾クルーズから。
海外ビジネス情報
◇ドイツ企業がロシア極東の観光振興に投資
ドイツのLernidee Erlebnisreisen社がロシア極東と北極圏の観光振興に13.6億ルーブルを投資するつもりだ。投資家側はこの件に関する極東投資誘致・輸出支援エージェンシーとの合意書に署名した。
Lernidee Erlebnisreisen社は今年、ヤクーツク-チクシ間、ノボシビルスク-サレハルド間のクルーズ4件の組織に協力し、クラスノヤルスクからドゥジンカまでの新しいエニセイ川クルーズをスタートさせ、2回目の「北極列車」に協力する。エージェンシーは、ロシア極東と北極圏の投資・観光のポテンシャルの発揮を目的とし、ドイツのパートナーをロシア国内レベル、および国際レベルの会議やセミナー、展示会、その他のイベントに呼び込む意向を発表している。
Lernidee Erlebnisreisen社は30年間、観光専用列車での世界旅行を組織し、東南アジアと南米に自社の河川用クルーズ船を所有している。ドイツやEU諸国からロシアへの観光客誘致に関して同社は、対ロシア経済累積投資額137億ルーブルの大口投資家の一つだ。(Eastarussia 1月14日)
◇黒龍江省、2019年の空港旅客利用者数が2508万人に
黒龍江省空港グループによれば、昨年同グループは延べ18万6583回発着し、2508万人の旅客利用者数、14万トンの貨物利用量となり、前年比でそれぞれ、0.4%、2.6%、8.3%伸びた。
同グループは強まる経済下降のプレッシャーに対抗し、航空市場を積極的に開拓し、輸送量は全体的に安定していた。昨年のハルビン空港の旅客利用数は2077.9万で、前年比1.7%の伸びだった。チチハル、牡丹江、ジャムス、黒河、漠河、伊春、大慶、鶏西、ジャガダチ、撫遠、建三江、五大連池など12のサブ空港では計430.7万人の旅客利用があり、前年比7.2%の伸びとなった。(黒龍江日報1月14日)