北東アジアバナナ取引センターが遼寧自由貿易試験区大連エリアで建設へ
2020年01月28日
エリナのささやき
フランスの年金問題に対する交通スト、オーストラリアの森林火災、そして新型コロナウィルス。昨年末からのいろいろな問題が、エリナちゃんの身近で起こっています。今一番心配なのは、新型コロナウィルス。武漢市が、情報公開の遅れにより大勢が武漢市外に出たことを認め、事が大きくなってきた感じがします。▼今日の海外ビジネス情報は、その中国の遼寧省から、大連にバナナ取引センターを作るという話題。▼オーストラリアは何度行っても朝食が美味い。デンマークでの朝食も、フルーツなどがたっぷり。
海外ビジネス情報
◇北東アジアバナナ取引センターが遼寧自由貿易試験区大連エリアで建設へ
先頃、遼寧自由貿易試験区大連エリア管理委員会、大連市金融発展局が大連港毅都コールドチェーン有限公司、首都農業サプライチェーン(大連)有限公司と戦略協力協定に調印した。この四者は大窯湾保税港区の立地および政策・機能上の優位性を活かし、東北地方初のバナナ取引プラットフォームとなる北東アジアバナナ取引センターを共同建設する。
バナナは中国国内で大量に取引されている。毎年の輸入量は約200万トンで、そのうちの3分の1が大連大窯湾口岸から入る。北東アジアバナナ取引センター建設の始動は大連エリアによる北東アジアコールドチェーン製品取引プラットフォームの構築にとって大切な第一歩で、大連エリアが従来の物流配給センターから貿易・金融センターへ発展し、従来の倉庫保管を中心とするコールドチェーン物流からハイエンドなバリューチェーンへの転換が加速化するだろう。
協定によると、大連エリア管理委員会は北東アジアバナナ取引センターの日常的な運営を管理・監督し、需要に応じて関連政策を打ち出すなど上級部署に政策と資金上の支援を求め、潜在的な金融リスクを防止・解消し、リスク対応を実施する。大連市金融発展局は北東アジアバナナ取引センターの建設に政策上の支援、業務指導や他地域の優れた経験を提供する。
大連港毅都コールドチェーン有限公司と首都農業サプライチェーン(大連)有限公司はバナナオンライン取引プラットフォームの構築に取り組み、バナナ品質検査の専用施設を完備し、将来のバナナ貿易産業をリードする近代的物流貯蔵・輸送施設を作ると同時に、買主と売主にオンライン取引を呼びかけ、市場の取引額の拡大に力を入れる。(遼寧日報1月17日)