海上発射システムが米国から沿海地方に移送
2020年03月02日
エリナのささやき
今日から多くの学校が休校に入りますね。欧州でいちばんコロナウィルスが流行してしまったイタリア、休校になったミラノの高校のスキラーチェ校長の言葉が朝日新聞で紹介されていました。とても適切だと思います。「皆さんには、冷静に、集団の妄想にとらわれることなく、必要な予防をした上でいつもの生活を送ってください。こんな時だからこそ、散歩をしたり、良い本を読んだりしてください。元気であれば家に閉じこもっている必要はありません。スーパーや薬局に駆け込むことはやめましょう。マスクは病気の人のためのものです」。▼今日の日本海側のニュースは新潟から「ソウル線8日から運休へ 新潟空港、国際線ゼロに」(新潟日報2月27日)。海外ビジネス情報はロシアから、久しぶりにコロナウィルス関連以外の話題は、宇宙もの。▼ミラノは大変らしいけれど、収束したらまた行きたや、北イタリア。
海外ビジネス情報
◇海上発射システムが米国から沿海地方に移送
海上発射システム「Sea Launch」のアメリカからロシア極東への移送が始まったことをスラビャンカ船舶修理工場のアンドレイ・ヤキムチュク社長が21日、インターファクス極東に伝えた。
「確かに、当社は3月上半期に受け入れる準備ができている。すべてスケジュール通りだ」とヤキムチュク社長は、移送開始についての質問に答えた。
これまでにS7 Space(S7宇宙運送システム社)は、海上発射システムSea Launchをロシア国内に移送する予定で米国務省からの許可も含め、施設の配置換えに必要な許可をすべて取得したと報じられた。移送後は、発射台とシーローンチ・コマンダー(シーローンチの海上ロケット打ち上げ司令船)は一時、スラビャンカ港のスラビャンカ船舶修理工場に停泊する。ヤキムチュク社長はこれまでにインターファクスに対し、Sea Launchがスラビャンカ船舶修理工場に留め置かれるのは1年に満たないだろうとの見解を示していた。
S7 Space社は宇宙機の一連の打ち上げサービスを提供するロシア初の営利企業。Sea Launchは同社の資産に含まれている。会社は持株会社S7グループ傘下。
2018年にS7グループはSea Launchを購入。ロングビーチ(米国)に配置されたシーローンチ・コマンダーと打ち上げプラットフォーム「オーシャン・オデッセイ」は、商標を含むSea Launch社に属する知的所有権とともに、同社の名義に移された。(インターファクス2月21日)