満洲里税関、中欧班列の通関に徹底したサービスを提供

2020年03月04日

エリナのささやき

昨日はセミナーの開催に逆風が吹く中、ロシアNIS貿易会との共催で、ミナキル氏とイジュブルジン氏を招いてのロシア極東経済・石油ガス開発に関するセミナー(同時通訳付)を行いました。アルコール消毒液を備え、出入り口の扉を解放したまま、1テーブル通常2~3人利用のところ1テーブル1人の、小規模でも広々としたセミナーでした。▼近頃はウェブでセミナーを中継する「ウェビナー」が新型肺炎とともに流行っているようです。私たちは図らずも、人間同士が対面することなくコミュニケーションをとる近未来を体験しはじめていることになります。報告者と同時通訳者と聴衆がそれぞれ違う場所にいる国際会議の実施も、すぐそこまできているのでしょうね。▼今日の日本海側のニュースは青森県から「19年国産リンゴ輸出 6年連続100億円突破」(東奥日報2月28日)。海外ビジネス情報は中国・満洲里から、新型肺炎の感染防止をしながらも中央班列が運行している話題など。▼Mから渡された各種きれいグッズが仕事場のエリナちゃんを守る。

海外ビジネス情報

◇満洲里税関、中欧班列の通関に徹底したサービスを提供

新型コロナウイルスの感染防止のもとで「中欧班列」の運行を確保するため、満洲里税関は貨物の検査・積替業務の方法を変えて、列車通関の保証に努めている。

満洲里税関は班列の始発地、重要な口岸など17カ所の税関と通関利便化協定を結び、「満洲里税関-ハルビン鉄道局」・「口岸税関-口岸駅」・連絡員の3レベルでオンライン定期連絡システムを構築し、列車輸送や通関手続きの簡素化、通関プロセスの最適化を行い、「中欧班列」の通関所要時間を3時間以内に維持した。

さらに対応策として、物流の監視制御に責任をもつマニフェスト担当部門の24時間対応体制を敷き、通関手続きの予約サービスを実施している。つまり、「中欧班列」の検査係員との事前連絡により、予約通りに通関手続きをすませることができる。今年1月の統計によれば、満洲里鉄道口岸を経由して入国した中欧班列は前年同期比1.6%増の62本に達し、コンテナ輸送数は5254個、同4.9%増となり、逆境にもかかわらず成長を実現した。(内モンゴル2月21日)

 

◇モンゴルの携帯大手が豪企業と提携

国内携帯電話最王手のユニテル社が、オフィスITサービス大手のCSG(豪)との提携を発表した。この提携の枠内で、CSG側はユニテル社にテクノロジープラットフォーム「Singleview」を供給し、データ化時のプログラムを改善する。この結果、ユニテル側は効率を下げることなく会社のコストを削減し、サービスの質と顧客満足度が向上すると考えている。

CSGのプラットフォームはさらに、デジタルテレビ放送(IPTV)の基本サービスのサポート、ユニテルの固定・モバイルネットワークでのインターネット経由の動画配信サービス(OTT)も提供する。(MONTSAME 2月21日)