中欧班列「長安号」、通常通り運行
2020年03月26日
エリナのささやき
エリナちゃんの定年退職に伴い、“ささやき”は今週いっぱいとなります。もうコロナの話は止めましょう。▼1998年、エリナちゃんがERINAに入る時、実は大量の荷物と一緒でした。「日本海圏経済研究会(日海研)」の日海研フォーラムの資料です(↓)。環日本海交流と新潟の活性化テーマに、1986年の第1回から1994年の第105回まで、段ボールにして10箱分。この歴史的な資料を、このたび新潟県立文書館に引き取っていただくことになりました。これで半永久的に保存していただけるでしょうし、場合によっては県立図書館で展示していただけることだってあるかもしれません。とても有難いことです。▼今日の海外ビジネス情報は中国から、コロナ禍でも通所運転している中欧班列の話題です。エリナちゃんのささやきは終わっても、NEA Today 海外ビジネス情報は続けてくれるはずです。ささやきのバックナンバーもしばらくホームページ上で保存しておいてもらうとうれしいな。
海外ビジネス情報
◇中欧班列「長安号」、通常通り運行
新型コロナウイルス肺炎の感染防止期間中、中欧班列「長安号」は通常通り運行している。今年に入って3月15日まで「長安号」は計450本運行し、37万トン以上の貨物を輸送して、前年同期のおよそ2倍となり、中国と「一帯一路」の沿線諸国間のスムーズな貨物輸送を確実にした。
15日、西安国際港務区にある鉄道コンテナセンター駅で、中欧班列は合計1848トンの小麦粉を積んだ84のコンテナの荷下ろし完了を待っていた。これは新型肺炎の感染拡大後初めての小麦粉専用列車で、カザフスタンの上質な小麦粉が西安の人々の食卓に届けられる。
西安国際港務区管理委員会の蘇国峰副主任によると、「新型コロナウイルス肺炎流行以来、西安国際港務区は鉄道部門との連携を強化し、『鉄道-鉄道一貫輸送』、『道路-鉄路一貫輸送』の実行を通じて、西安鉄道コンテナセンター駅を貨物集散センターとして構築していきたい。また、輸入指定口岸・越境電子取引総合試験区として、西安国際港務区の機能を生かし、穀物・板材・電気製品などの安定供給を開拓し、中欧班列の通常運行に物資供給を保証する」という。
さらに、西安自由貿易港建設運営公司の袁小軍総経理は次のように述べた。「西安国際港務区の税関・鉄道部門が共同で設けたグリーン(優先)ルートにより、トラックが停止したり、ドライバーが運転席を離れたり、積み卸しに待機する時間は必要ない。この対策は、感染症予防と同時に、トラックの安全運行を確実にする。現在すでに2500台を超えるトラックがグリーンルートを通過している」(遼寧日報3月17日)