沿海地方の経済界は不動産賃貸料の支払いを免除

2020年04月17日

ERINAクロニクル

NEA Todayの更新をしばらくお休みしていました。

所員の活動情報やERINAの情報などお伝えしていこうと考えています。今は新型コロナウイルスの影響でいろいろなイベントなどが延期・自粛となっていますので、どうなるでしょうか。

1カ月以上も前の話ですが、東京大学から1月15日から3月13日までインターンに来ていたKhaliunさんの発表会がありました。鋭い質問などのやり取りもあり、内容のある発表会でした。今なら、インターネットを介した発表になるんでしょうね。

 

海外ビジネス情報

◇沿海地方の経済界は不動産賃貸料の支払いを免除

沿海地方当局は経営者の不動産あるいは土地の賃貸料を免除することを決定した。この新しい措置は沿海地方の所有物のみを対象としている。

沿海地方政府の発表によると、賃貸料は3月18日から6月18日まで免除される。このような措置は、沿海地方における新型コロナウイルス感染拡大期の経営者支援のために講じられる。この優遇を受けられるのは、強制閉鎖・待機の施行で被害を被った中小企業だ。沿海地方政府では、賃貸料の免除によって、経済界の負担を減らすことができるものと、期待している。

この新しい優遇措置はまず、旅行会社、観光関連企業を対象とする。さらに、生活サービス、航空運送、空港、スポーツ団体、文化・教育機関、ホテル、外食系企業も支援を受けられる。

さらに新型コロナウイルスの被害を受けた経営者には、6月18日以降9月19日まで、賃貸料の支払い期限が猶予される。納付期限は年末となっている。また、4月1日より、沿海地方の企業に対しては納税と融資の期限も猶予された。(EastRussia4月2日)

 

◇プーチン大統領がロ極東の開発に関する会議を招集

プーチン大統領が大統領府でユーリー・トルトネフ副首相とアレクサンドル・コズロフ極東・北極圏開発大臣と会談した。議題はロシア極東地域と北極圏の開発についてだった。会談では特に、ブリャート共和国とザバイカル地方の公共インフラ施設の建設が重視された。

トルトネフ副首相が大統領に報告したところによれば、極東連邦管区では現在、国の支援で2283件のプロジェクトが実行中で、投入された資金の総額は1兆1600億ルーブルとなっている。その大部分は投資家側の資金だ。公的資金1ルーブルに対して民間投資22.5ルーブルとなっている。

公共分野に930億ルーブルが投資された。この資金で300の新規施設が建設され、さらに200の施設が改修された。プーチン大統領は、ごく最近、ロシア極東地域に組み込まれたブリャートとザバイカル地方の公共工事の資金調達がどうなっているか、関心を示した。ブリャートでは病院3つ、産院1つ、学校1校、12の総合スポーツ施設と公園の建設、70の施設の改修が計画済み。ザバイカル地方では産院40、学校2校、幼稚園3つ、総合スポーツ施設2つ、公園60、文化施設8つの建設、100余りの施設の改修工事が予定されている。

コズロフ大臣によれば、この両地域ではすでに、30億ルーブル相当の作業が遂行され、すべての施設は設計・デザイン、元受け業者選定の段階を通過し、現在、工事の段階にあるという。(EastRussia4月7日)