ハバ地方に新型コロナウイルス対応の軍の病院が完成

2020年05月27日

ハバロフスク

海外ビジネス情報

◇ハバ地方に新型コロナウイルス対応の軍の病院が完成

ハバロフスク市から40キロ離れたアナスタシエフカ村で新型コロナウイルス感染者用の医療拠点が完工したことを、東部軍管区が発表している。

広報資料によると「アナスタシエフカ村に200床を有する東部軍管区管で最大規模の医療拠点が建設された。この非常に重要な施設の建設には、通常は6~8カ月が必要となるが、それを56日で完成させるために、3月20日から1500人の軍の建設作業班が24時間体制で作業してきた。」という。

「今日、工事は完了し、医療設備や家具が設置され、東部軍管区の放射能・化学・生物事態対処班によって各部屋と周辺地域の消毒がおこなわれた」と東部軍管区広報室は伝えている。

この病院は救急対応と入院治療の両方を目的としている。全スタッフはタイプ1(最大防護レベル)の防護服を着用している。病院スタッフは、医師44名、中級ナース87名、アシスタントナース64名で編成される。軍医らはキーロフ記念軍医療アカデミーで新型コロナウイルス感染の診断と治療の追加講習を受けた、という。病院では月に最大400名の治療が可能で、必要に応じて病床数は30%増やすことが出来る。患者の受け入れ開始の準備はすべて整っている。(インターファクス 5月15日)