ハバ市内日本種のイチゴが店頭に

2020年06月04日

ハバロフスク

 

海外ビジネス情報

◇ハバ市内日本種のイチゴが店頭に

「ハバロフスク」先行経済発展区に入居する日ロ合弁会社「JGCエバーグリーン」社は、温室栽培の日本種のイチゴの販売を開始したことを発表した。同社が「インターファクス極東」に伝えたところによると、今日、イチゴは早くも自社チェーンの店頭に並んだ。価格は、果実の大きさによるが、100グラムあたり150~199ルーブルだという。

初収穫量は多くはなかった。秋に向けて、さらに拡大することにしているという。「当社は12月まで栽培を続ける。さらに、ちょうど夏場の家庭菜園シーズンが終わる9月に、当社では量が増えるだろう」1シーズンで予定されているイチゴの収穫量は1200キログラムだ。

この日本種「よつぼし」は2013年に複数の県と研究機関の4組織によって開発された*。ロシアでの登録手続きは約2年を要した。「JGCエバーグリーン」社は、ロシアにおけるこの品種の栽培権を取得した。

「よつぼし」の味の質が規格にあうかを確認するための試験が行われた。同社の広報資料によると、「このために、日本から資材が持ち込まれ、実験用の温室が建てられた。この新品種はすべての試験に合格し、最高の評価を得た」。

2015年にスタートした同社のプロジェクトは、総面積10.3ヘクタールの温室の建設を計画している。第1期および第2期の温室建設に約10億ルーブルが投入された。現在、これらの温室ではキュウリ、トマト、ラディシュ、レタスが栽培されている。(インターファクス 5月27日)

 

*「よつぼし」は農林水産省の提案公募型事業「新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業」の一つとして、三重県、香川県、千葉県と九州沖縄農業研究センター(農研機構)の4つの機関が2009年から2012年までの4年間にわたり「共同育種による種子繁殖型イチゴ品種の開発と種苗供給体系の改革」という共同事業に取り組み、研究開発した。

出所:「旬の食材百科」