中央選管委「ロシア憲法改正を巡る国民投票は極東地域で順調にスタート」
2020年07月03日
サンクトペテルブルク
海外ビジネス情報
◇中央選管委「ロシア憲法改正を巡る国民投票は極東地域で順調にスタート」
全国のすべての投票所の選挙管理委員会が活動を開始した。憲法改正を問う国民投票の投票率の第一報は国民が高い関心を持っていることを示していると、中央選挙管理委員会のニコライ・ブラエフ委員長は発言した。
「9万6千カ所余りの投票所が活動を開始し、その圧倒的多数が午前8時に始動した」とブラエフ委員長は25日、ロシア連邦憲法改正準備作業部会の会合で述べた。
ブラエフ委員長は朝から早くも、先陣を切ったサハリン州、カムチャツカ地方、チュコト自治管区の同僚らから話を聞いていた。
「人々が投票所に足を運んでいるのは非常に喜ばしい。チュコト自治管区のある投票所では、現地時間の午前10時までに有権者の58%が投票した。これは良い兆候だろう。それがロシア全国に伝播するよう願っている」と委員長は述べた。
委員長はさらに、選挙管理委員会の全システムが稼働できる状態にあり、投票所には個人用のウイルス感染対策用品が配備され、半数以上にビデオカメラが設置されていると述べた。中央選管委の情報によると、最大5千万人がビデオカメラのある投票所で投票できる。
ロシア連邦憲法改正を巡る国民投票は、全国の各地で現地時間6月25日午前8時にスタート。モスクワ市とニジニ・ノブゴロド州の住民は6月25日から30日まで、インターネットでも投票することができる。
投票所は全土で7月1日20時に一斉に閉まる。中央選管委は投票の暫定結果を7月2日正午に発表することにしている。過半数の賛成票を得れば、憲法改正案は承認されたとみなされる。(ロシースカヤ・ガゼータ 6月25日)
◇モンゴル国会選挙2020は与党が圧勝
モンゴルの国会に相当する「国家大会議」の総選挙が6月24日に行われ、その暫定結果によると、与党のモンゴル人民党が勝利を確実にする勢いだ。モンゴル人民党のダシゼグビイン・アマルバヤスガラン書記長は記者団に次のように述べた。「フレルスフ首相率いる与党は国会の76議席中62議席を獲得。最大のライバルであるモンゴル民主党は11議席を超えないだろう。選挙管理委員会のデータによると、投票率は約74%だった」。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、モンゴル政府は投票の際、各投票所でいっそう厳重な安全対策を講じ、投票者向けに無料の使い捨てマスク、手袋を配布した。
モンゴルでは現地時間6月24日午前7時に国会選挙の投票が始まり、22時まで行われた。13政党と4ブロックから485人、さらに無所属の121人が国会議員に立候補した。
国内の有権者は200万人余りで、これらの人々に対して国は2千カ所を超える投票所を設けた。投票所の運営には3.5千人の公務員が動員された。
モンゴルの国会に相当する大国家会議の議席は76。2016年5月の法改正にしたがい、全員が多数代表制で選出される。つまり、最大得票の候補者が、76の各選挙区の代表者となる(以前のモンゴルでは小選挙区・比例代表併用制だった)。選挙が成立するための最低投票率は50%。また、各政党の立候補者名簿の少なくとも2割を女性が占めなければならない。国会議員になれるのは、25歳以上の非公務員のモンゴル国民とされている。(タス通信 6月25日)