日本国大使 乾式選炭のメリットをモンゴル側に説明

2020年09月07日

ウランバートル

海外ビジネス情報

◇日本国大使 乾式選炭のメリットをモンゴル側に説明

モンゴルのヨンドン鉱業・重工業大臣は、乾式選炭プロジェクトの継続について意見交換するため、日本の小林弘之在モンゴル国駐箚特命全権大使と面談した。

「2017年にモンゴル鉱業省と日本の国立研究開発法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)が相互理解覚書に署名した。しかし、プロジェクトの実施は2021年まで先送りされた」と小林大使は説明し、このプロジェクトに引き続き賛同していくことをヨンドン大臣に要請した。

小林大使は、水不足が原因でゴビ地方諸県での選炭工場の建設に問題が生じたことを指摘し、この地域には乾式選炭事業の実行が理に適っていると述べた。

この面談でヨンドン大臣は、鉱業部門におけるモンゴル政府の政策と活動について小林大使に説明した。(MONTSAME 8月24日)

 

◇モンゴルが初めてインフルエンザワクチンをブラジルから輸入

WHOの勧告にしたがい、ブタンタン生物医学研究所(ブラジル)は季節性インフルエンザのワクチン55万本をモンゴルとフィリピンに供給する。ジョアン・ドリア・サンパウロ州知事によれば、ブタンタン生物医学研究所による両国へのワクチンの輸出は、研究所の119年の歴史において初めてのことであるという。

ワクチン供給契約に従い、同研究所は30万本をモンゴルに、25万本をフィリピンに供給しなければならない。(MONTSAME 8月25日)