吉林省が輸出入商品の大型市場創設 3000種の商品が展示販売

2020年09月15日

長春市

海外ビジネス情報

◇吉林省が輸出入商品の大型市場創設 3000種の商品が展示販売

吉林省商務庁は9月6日から2日間、吉林省の輸出入商品展示販売のオープンセール と越境EC商品(全球購)の注文販売を、長春市二道区にある世界農業科学技術産業インキュベーションパークのロハス輸入商品直販センターで開始した。

日本・韓国・オーストラリア・ロシアなど20以上の国と地域から集まった出展者・業界団体がイベントに参加し、食品・日用品・化粧品・特産品など10数種類3000点以上に及ぶ商品を展示する。消費者は国外に行かずとも様々な商品を適正な価格で購入できる。

越境EC商品(全球購)は中国各地からサプライヤー・バイヤー、スーパーマーケット、電子取引業者、地元の商店、MCN機構(マルチチャンネルネットワーク)が商談を行い、バイヤーは直接倉庫に行って商品を選び、支払いを行い、商品をその場で受け取る。

吉林省商務庁は、業界で著名な学者や企業家を招待し、「輸出入貿易」「越境EC」「インフルエンサー経済」「コミュニティーグループ向けの新小売業」などのテーマで特別講座を開催した。(吉林日報 9月6日)

◇遼瀋地域(遼寧省瀋陽市)の民間航空業、全面的な回復へ

9月7日と11日、南方航空北方支社が瀋陽と武漢、瀋陽とウルムチ間の往復運行再開し、北方支社の国内路線がすべて回復した。遼寧省の空港管理集団有限公司の責任者は「遼瀋地域で最も大きな航空会社である南方航空の今回の路線再開は、民間航空市場が全面的に復活の段階に入ったことを示している」と話した。

遼瀋民間航空市場の復活はビッグデータの支えによるところが大きい。省空港集団によれば、8月の運行数、乗客数、貨物輸送量は前月比でそれぞれ14.3%、14.6%、14.9%増えた。またこの3つの指標は前年同期比でそれぞれ86.3%、73.4%、93.4%のレベルまで回復した。さらに瀋陽桃仙国際空港の1~8月の延べ乗客数、貨物量、便数は東北地域の中で最も多かった。

市場の復活と地域経済の発展により、旅行需要も増加している。企業の再開や生産開始により省の実体経済が急速に回復し、特に感染状況に変化があらわれた7月以降に、省の民間航空市場では人気のスポットへの旅行需要が日に日に増加している。今月、南方航空の北方支社は瀋陽から桂林・珠海・重慶・長沙線、瀋陽-フフホト-銀川、瀋陽-合肥-掲陽などの17路線を増便し、便数は1786便となり、記録を更新した。乗客の出発人数も2月下旬のコロナ禍初期の500人余りから、8月末には8000人近くまで回復した。

輸送需要の増加により、空港のサービスが試されている。瀋陽空港は迅速で安定した24時間無休の輸送力で、重要な地域や規模の大きな市場の潜在力をほりおこし、人気の観光路線の回復や、利用できる空港の範囲を拡大するなど、乗客・貨物が円滑に循環するよう促している。(遼寧日報 9月8日)