ガスプロムがハバ地方と地域のガス化新5カ年計画に署名
2020年09月30日
ハバロフスク
海外ビジネス情報
◇ガスプロムがハバ地方と地域のガス化新5カ年計画に署名
ガスプロムのアレクセイ・ミレル社長とハバロフスク地方のミハイル・デグチャリョフ知事代行が、同地方のガス供給の拡大とガス化の新たな5カ年計画(2021~2025年)に署名した。
ガスプロムのプレスリリースによると、この計画にしたがい同社の投資金額は54億9千万ルーブルになる見込みで、これは2016~2020年期の投資の水準の3.2倍となっている。
ガスプロムは集落を結ぶ14本のガスパイプライン(総延長167.4キロ)の敷設、9.3キロの支線パイプラインと6つの分配ステーションの建設を予定している。その結果、アムール地区、ビキン地区、コムソモリスク地区、ウルチスキー地区、ハバロフスク地区の20集落、さらにガスの需要が見込まれる企業(ナナイ地区の採鉱・選鉱コンビナート、ハバロフスク市の第4熱併給発電所)のガス化の環境が整備される。
ハバロフスク地方政府としては、集落内に276キロのガスパイプラインを建設し、家屋2万600戸、23のボイラー施設と企業にガスを引く準備をする。
ガスプロムとハバロフスク地方は目下、2016~2020年のガス供給の拡大・ガス化計画を推進している。2020年1月1日の時点で、同地方のガス化率は19.5%だった。新計画を実施することで、この数字が24%まで引き上げられ、特に、村落部においては約6.8倍の21.9%まで伸びると見られている。(インターファクス 9月21日)