ロシア産原木輸出が2022年から全面禁止に

2020年10月08日

コムソモール・ナ・アムーレ

海外ビジネス情報

◇ロシア産原木輸出が2022年から全面禁止に

プーチン大統領が針葉樹種と高級広葉樹種の原木の輸出を完全に禁じた。この禁止措置は2022年1月1日から施行される。

大統領はこの件について、国の木材産業の発展と犯罪防止に関する会議で発表した。このほかに大統領は、この業界の中小企業向けに、木材高次加工施設近代化特別ローンプログラムを検討するよう提言した。このプログラムは2021年1月1日から施行されることになっている。

また、大統領は、村落の若い専門技能者向けの方策(不動産の購入、あるいは建設のための優遇措置)に準ずる国の支援策の適用範囲を、林業で働く人々に広げるよう提言した。

木材とその取引の電子登録システムが来年1月1日から始動することになっているが、7月1日からはその使用が義務化することを、大統領は指摘した。

大統領はこれに先立ち、連邦木材監督長という役職を導入している。木材業の状況の責任者がロシアの各構成主体に登場するはずだ。(EastRussia9月30日)