カムチャツカ半島海域汚染が本格刑事捜査へ

2020年10月14日

ウラジオストク水族館

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◇カムチャツカ半島海域汚染が本格刑事捜査へ

ロシア連邦予審委員会は、カムチャツカ半島のアバチャ湾の汚染と海洋生物の大量死の事実について、公訴提起を行った。専門家が環境に有害な物質の取扱規則の違反と海洋汚染について捜査している。

ロシア連邦予審委員会の広報発表によると、9月1日から10月3日までに、ハラクティルスキー浜、3つの入り江(バビヤ、ボリシャヤ・ラゲルナヤ、マラヤ・ラゲルナヤ)周辺のアバチャ湾水域で石油含有成分による汚染が見られた。海洋の色の変化、死んだ海洋生物が観測された。さらに、海水に入ったことで、地元住民に角膜の化学物質系のやけどがみられた。

沿岸の海水のサンプルの初動調査は、機械油に似た物質の存在を確認した。予審委は、アバチャ湾水域やカムチャツカ地方ハバクティルスカヤ浜海岸線に接する複数の軍の射撃訓練場も含め、可能性のある水質汚染源をすべてチェックする。刑事事件としてすべての状況と罪人の究明が行われる。

さらに、カムチャツカ半島のもう一つの入り江でも異変が見つかった。専門家らが現地上空から、サランナヤ入り江の色の変化を認めた。上空からの調査は、前日に現地入りした連邦自然利用分野監督局のスベトラーナ・ラジオノワ局長も同乗して行われた。

環境監督機関の職員は、カムチャツカ半島ラディギノ射撃場では毒性化学物質の痕跡は見つからなかったことを報告した。カムチャツカの研究者らは、底生生物を餌にしている動物たちのエサ源が破壊されたため、被害の規模は今後も拡大すると訴えた。(EastRussia 10月7日)