瀋陽の「自動車専用列車」がロシアへ
2020年10月26日
瀋陽
海外ビジネス情報
◇瀋陽の「自動車専用列車」がロシアへ
先日、中国の国産ブランドの自動車150台を積んだ中欧班列が瀋陽東駅からロシアに向けて出発した。同列車は瀋陽発の中欧班列では初めての自動車専用列車で、50TEUを積んでいる。瀋陽税関は瀋陽地域内からの中欧班列の品質向上を支援するため、優先的に中欧班列業務に取り組む窓口を開設し、そこに担当の職員を配置するなど、通関手続きの改善を繰り返し行ってきた。時差対応と予約を組み合わせた通関制度を推進することで、当日中に貨物の検査・引取を保証し、企業の通関効率を大幅に向上させている。(遼寧日報 10月14日)
◇満洲里と京東集団、越境EC産業推進で合意
先頃、満洲里市と京東集団は、満洲里市における越境ECや現代的な物流などの事業を共同で進めていくための戦略的協力枠組協定を締結した。
この調印式の場で、満洲里市人民政府と北京京東世紀貿易有限公司との間で、「満洲里市越境EC総合試験区の発展推進に関する戦略的協力枠組協定」と京東集団プロジェクト協定が締結された。満洲里市は今後もビジネス環境の改善と共同事業の推進に取り組んでいく。また、満洲里市と京東集団は互いに協力し、それぞれが強みを持つ資源を統合することで、越境EC事業の発展を促進していく。
協定に従い、満洲里市は京東集団と共同で満洲里越境EC総合試験区を設立し、ロシア市場、北東アジアと東欧といった地域をカバーする電子取引輸出入用の商品集散センターを建設する。人・物・金・情報の流れを速やかに統合し、満洲里越境ECスマート産業園区が中国国境口岸のベンチマークモデルとなるようにその建設を進める。(内モンゴル日報 10月19日)