元横綱朝青龍の兄がウランバートル市長に

2020年11月04日

ウランバートル

海外ビジネス情報

◇元横綱朝青龍の兄がウランバートル市長に

首都指導部の新人事は、先日行われたモンゴルの地方選挙の結果となった。

10月23日、有名な格闘家で政治家のドルゴスレン・スミヤバザル氏が市長に任命された。同氏はこのために、国会議員の職を辞した。

スミヤバザル氏は1974年、スポーツ一家に生まれた。父親が有名なアスリートで、弟は元横綱朝青龍。新市長自身、格闘技の国際大会やナーダムに長年、出場し、結果を残してきた。2012年から現在まで国会議員、2017~2020年鉱業・重工業大臣。科学技術大学卒業。ミチドマー夫人はミスモンゴルとして有名。(Mongolia Now 10月24日)

◇モンゴルの厳重警戒体制は年末まで延長

26日、国家非常事態委員会の会合に10月31日に失効する厳重警戒体制を12月31日まで延長する案が提出された。

新型コロナウイルス感染措置として、モンゴルは今年2月から、国民も含めすべての旅客に対して国境を徐々に閉め始めた。政府の特別便や専用検問所経由で国外から帰国した者は全員、専用施設で21日間の強制隔離を受けることになっている。

モンゴルで確認された新型コロナ感染者数は26日現在で339人。全員が外国からの帰国者で、現時点で国内感染のケースは報告されていない。

政府は9月14日から、すべての企業、団体、学術機関が通常営業に戻り、スポーツイベントや文化イベントを開催することを許可している。(MONTSAME 10月26日)