ERINA REPORT(PLUS)掲載文がモンゴル語に翻訳され、Web掲載
2020年11月25日
ERINAクロニクル
◇ERINA REPORT(PLUS)掲載文がモンゴル語に翻訳され、Web掲載
隔月で発行しているERINA REPORT(PLUS)No. 155に掲載したMIHACHI LLCの衣袋智子代表取締役社長が寄稿された「MIHACHI 社の5年間―モンゴルで養蜂を始めてから今日までの記録」がモンゴル民放協会事務局の目に留まり、モンゴル語に翻訳されてWebサイト「gogo」に掲載されました。3回の連載という形での掲載です。
衣袋社長のモンゴルとの出会い、蜂との出会いから、今に至るまでのストーリーが、ERINAのサイトでは日本語で、Webサイト「gogo」では、モンゴル語でお読みいただけます。
企画・広報部 新保史恵
海外ビジネス情報
◇モンゴルは対ロ国境検問所を一時封鎖
ロシアのブリャート共和国キャフチンスキー地区での新型コロナウイルス感染拡大を受けて、モンゴルの国家非常事態委員会はセレンゲ県の「アルタンブラグ」国境検問所を11月16日から2021年1月18日まで閉鎖することを決定した。
これに先立つ11月11日に、内閣はロシア・モンゴル国境検問所の閉鎖を閣議決定しており、「アルタンブラグ」国境検問所の2カ月間の閉鎖、さらに他の一連の国境検問所(テス、アルツスーリ、ウルハン、エルデエンツァブ、ボルショオ)の無期限閉鎖に関する国家非常事態委員会の提言に賛同した。
「アルタンブラグ」検問所の閉鎖中は、ロシア発の貨物専用の積替えヤードが設けられる。さらにロシア側と鉄道での貨物輸送について協議することになっている。このほか、国民の購買力が影響を受けないよう、大衆消費財の値段調整措置も検討されている。
今日現在で、「アルタンブラグ」国境検問所経由で到着したロシア人とモンゴル人の長距離トラック運転手約40名が、新型コロナに感染していると診断された。そのうち3名のドライバーは本人の希望で引き返し、残りのモンゴル・ロシア・ベラルーシのドライバー37名は治療のために国立感染症研究センターに搬送された。(MONTSAME 11月16日)
◇モンゴルは新型コロナ予防ワクチン購入を申請
モンゴルのフレルバータル財務大臣は18日の閣議後、記者団を前に、閣議の結果と政府の対外借款と支援について説明した。
それによると、政府は計2億9900万ドル相当の融資契約書に署名し、そのうち1億9900万ドルはすでに入金済みだという。
融資契約は4つの団体および開発パートナー国との間で締結され、融資総額の66.6%はすでに提供されている。残りの1億ドルは今年第4四半期中に受け取る見込みだ。
最大の融資団体(1億6千万ドル)であるアジア開発銀行は、早くも1億2800万ドルを提供した。
「この特別ローンは、予算支援として提供され、その内、1億ドルは児童手当に使われる。残りの3千万ドルは21の県が設備・マスク等の個人防護具・救急車を購入するために使われる。契約締結作業は続いている。そのため、これらの資金の使い道はまだ確定ではない」とフレルバータル財務大臣は述べた。
モンゴル政府は、世界銀行に対して、ワクチンを購入するために5060万ドル規模の融資を申請した。「ワクチン市場は現在、金を出したものが最初に受け取るという様相だ。一言でいえば、今後製造されるワクチンを最初に受けとれるのは影響力がある国々になるだろう」。
そのため、今年4月、モンゴルはWHOの「COVAX」*に参加した。ここに団結した国々は、より高い確率で新型コロナ予防ワクチンへにアクセスすることができる。(Asia Russia Daily 11月19日)
*世界保健機関(WHO)が共同代表を務める世界的なCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)ワクチン配分計画